青葉区食生活等改善推進員(愛称・ヘルスメイト)の会長を務める 三枝(さえぐさ) 和江さん すすき野在住 65歳
地域の健康「食事」で守る
○…食を通じた健康づくりを地域ケアプラザや学校での講習会などを通して地域住民に広める「ヘルスメイト」の会長を今年度から務める。食べ物の好き嫌いが多く偏食だったが、自分の健康、家族の健康づくりを見直したいと入会し、気付けば8年目。「バランスの取れた食生活が健康につながるということは自分が一番に身をもって感じた。地域の人にも伝えていけたら」
○…結婚を機にすすき野に転居して40年。2人の子どもは成人し、夫と2人暮らし。子ども向けのバルーンアートを行ったり、地域防災拠点運営委員として防災について発信したりと地域で精力的に活動する。ボランティアに興味を持ったのは、夫の仕事で帯同したロンドンで現地の子どもに折り紙や書道、着物など日本文化を教えた経験から。「自分が学んできたことを他の人に知ってもらうことに面白さを感じた」。この体験が今の活動につながる。
○…趣味は週1のおしゃべりテニス。会話を楽しみながら「気付いたら同じメンバーで30年」とアクティブな日々を過ごす。孫が遊びに来たときには家族から好評の鶏肉煮込みを振る舞う。「息子たちのお弁当のおかずだったからか、孫たちにも人気」とにこり。娘に料理レシピを教えるなど、離れていても家族の食事も気に掛ける。
○…ヘルスメイトが代々大切にしてきた「地域住民との触れ合い」。コロナで講座等が制限され、もどかしい日々が続いた。だが、ヘルスメイト一人ひとりが地域に目を向ける機会になり「お隣さん、お向かいさんに健康づくりのおすそ分けをする原点に戻れたかな」と前向きだ。参加者からの「今日も良い学びになった。ありがとう」の言葉をやりがいに食育を通して地域を支える。
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