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公開日:2022.07.14
恩田元石川線
鉄地区の整備に着手
住民、利便性や安全面に期待
計画が浮上してから30年以上が経過した「恩田元石川線」のうち、市は鉄地区の整備に着手した。5月31日に県から事業認可を取得し、6月29日と7月2日に鉄文化会館で住民説明会を実施。地域住民からは利便性や安全面の向上などを期待する声が上がった。
1991年に当時の高秀秀信市長が住民参加の道路づくりを行う方針を示し、候補として挙げられた道路計画。92年から8年にわたり整備の是非を含めて行政と住民の間で協議が行われ、99年に方針案が示された。2003年には、すみよし台から元石川町までを結ぶ約5860メートルの区間を片側2車線を含む幅員22メートルの道路として都市計画決定した。
これまでに、荏子田からもみの木台までの約1・8Kmと、鴨志田町の約0・7Kmを整備。日吉元石川線と横浜上麻生線をつなぐ鉄地区などの区間は15年度までに着手予定だったが、財政状況の変化で遅れていた。
今回対象となる鉄地区は約1240メートル。鉄小学校辺りから横浜総合病院辺りまでが、片側2車線と歩道両側4・5メートルを確保した直線道路になる。電柱は地中化される。横浜市は今夏から用地測量を予定。土地建物調査や用地取得、住民向けの工事説明会などを行い、30年度までの完了を目指している。道路が整備されると、区内の幹線道路同士のネットワークの強化や、通学路にもなっている歩道の安全確保、災害時の緊急輸送路の強化、嶮山付近に予定されている地下鉄の新駅へのアクセス向上などが期待されている。
住民説明会には、両日合わせて約100人が参加。市の担当者から、事業概要やスケジュール、用地補償の手順などが説明され、質疑応答の時間も設けられた。市の担当者は「今回をキックオフとして、引き続き地元の皆様の意見を聞きながら力を尽くしていきたい」と話した。
中里連合自治会の金子茂文会長(73)は「ずっと待っていた。整備されればバス路線も変わるだろうし便利になる。歩道が広くなるので歩行者も安全。早く完成してほしい」と期待を込めた。
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