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公開日:2022.08.11
横浜サッカー協会
女子中学生の継続後押し
リーグ2年目 人口底上げへ
横浜市内で現在、女子中学生のサッカーリーグ「U-15ガールズリーグ」が行われている。女子選手にとって中学進学後にプレーを続ける場が少なく、競技離れが全国的に課題となる中、横浜サッカー協会が試合機会を作ろうと昨年新設。競技人口の底上げに取り組んでいる。
小学生までは男女一緒にプレーできても、体格の違いが出てくる中学生では男女別が理想。だが、中学校のサッカー部は男子中心がほとんどで、女子が入部しても試合出場は難しいのが現状だ。地域での受け皿となるクラブチームも女子中学生対象は少なく、自宅近隣にない場合も多い。プロを目標にトップチームの下部組織入りを目指す道はあっても、生涯スポーツという意味では選択肢が少なく、競技離れにつながっているのが現状だ。
同協会は女子サッカーの裾野を広げようと2020年に女子委員会を発足。取り組みの第一歩として試合の機会を増やそうと、21年までにU-15の「ガールズリーグ」、U-15とU-14の「ガールズカップ」を新設した。今季のリーグは4月に開幕し、サッカー部に所属する女子の選抜チームも含め9団体9チームが参戦。来年1月頃まで総当たりで戦う。同協会は「女子が活動しやすい環境に整えることで競技人口が増え、競技力向上にもつながる。取り組みの充実と定着化を目指す」とする。
クラブチームも増加
市内では、クラブチーム新設の動きも見られるように。同リーグに参戦しているクラブチーム8団体のうち、公田SCアンビシャス(栄区)は昨年、FCカルパ(緑区)は今年できたばかりだ。
青葉区を拠点にする日体大SMG横浜U15 Biene(ビーネ) Aobaは、元々地域のクラブチームだったが2015年、同年になでしこリーグ2部に参入した日体大の下部組織に移行。トップチームと連携することで練習環境などが向上した好例になっている。今年、初心者として入団した、もえぎ野中学校の1年生は「小6の頃、学校でサッカーを体験して本格的に始めたいと思ってチームを探した。見学したり話を聞いたりして、BieneAobaが一番環境が良さそうで入団を決めた」と話す。
現役選手も期待
なでしこリーグ1部・日体大SMG横浜の森田美紗希選手(20)は中学時代、女子チームに所属しながら男子ともプレーした経験を持つ。「男女の体格差や成長度合いが違って戸惑った。女子チームが増えて環境も整うと、競技を続けやすいと思う」と話した。
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