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青葉区版 公開:2022年11月3日 エリアトップへ

若年性認知症の支援事業所「GrASP(グラスプ)」の代表を務める 山崎 健一さん 藤が丘在住 39歳

公開:2022年11月3日

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人生の伴走者として

 ○…横浜市で唯一の若年性認知症支援事業所「GrASP(グラスプ)」を立ち上げ、8年目。少人数の事業所が多い中、自分たちで仲間を作り、あえて大人数で自然と会話が広がる事業所を志向する。物忘れが多く、「ごめんなさい」と謝ることの多い利用者を思い、あえて自分がボケを担当。ツッコミを入れてもらうことで、お互いが笑い合える居場所となっている。

 ○…精神的に不安定だった父親の影響で、作業療法士資格を取得し、精神科病院に就職。うつ病や統合失調症の患者と向き合っていく中で、同僚から「患者に寄り添いすぎる」との批判も。しかしそれが「患者の人生を共に生きる感覚で接したい」との思いを強めることに。訪問看護先で若年性認知症患者の居場所がないと知り、起業を決意。稀な病気だが、これまで108人の患者と家族をケアしてきた。

 ○…新羽で生まれ育ち、新羽小・中を卒業。高校は野球の強豪校、横浜商業に進み、「野球漬けの毎日だった」と振り返る。母親をがんにより56歳の若さで亡くしたこともあり、「会社、家族のためにも長生きしなくちゃ」と健康志向。ウオーキングや起業当初からの1日1食生活が健康法だが、その1食は妻と3人の子どもたちと。「自宅に帰って夕飯を食べることと、娘と一緒に寝ることが何よりの楽しみ」とはにかむ。

 ○…認知の歪みを解消していくことは簡単ではない。突発的に暴力的になる利用者もいるが、精神科での経験を生かしながら向き合う。自分が過ごした家庭環境を振り返り、「本人のケアはもちろん、ご家族のケアもそれ以上に。家族と一緒に考え、選択の幅を増やしていければ」。認知症であっても「普段と変わらない生活、社会で輝ける場を」と奔走する。

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