青葉消防団広報ソング「はたらく消防団」の作詞をし青葉区民まつりで披露する 真栄田 美葉(みよう)さん 青葉区在住 46歳
人のためにも悪くない
○…青葉消防団に仲間入りして1年半。「心肺蘇生 胸骨圧迫 119番 AED」、訓練内容を並べた青葉消防団初となる広報ソングを作詞した。区民まつりでウクレレと共に歌声を披露する。あえて専門用語を用いたのは「人の命を助ける大切な言葉を覚えてほしい」との思いからだ。
○…2児の母。出産を機に区内に越してきた。消防団には回覧板の募集をきっかけに入団。月2回の訓練には欠かさず参加し、災害時には出動もする。さまざまな職業の老若男女が集まり行う消防活動だが、「一人ではなく、協力しないとできないことが新鮮で刺激的。楽しくて仕方がない」と笑う。巡回エリアを追加したことをきっかけに近所付き合いも広がり、出動時には子どもを預かってくれることも。花火の打ち上げ資格を取り、今夏、地域の夏まつりで迫力ある花火を打ち上げ、地域住民や子どもたちを喜ばせた。
○…高校在学中、お笑い好きの友人をきっかけに漫才コンビを結成。だが、喧嘩してライブ当日に相方が来ず、即興ネタで一人、ステージに立った。緊張のあまり叫んでしまったのが客に受け、「アンラッキー後藤」の芸名で瞬く間に売れっ子に。元々、芸人を目指していた訳ではなかったが、ネタ作りは得意。幼少期からラジオが好きで空想の世界に浸っていたことからアイデアはどんどん出てきたという。
○…出版社への就職を機に芸人を引退。だが、芸能界と会社員のギャップに苦しみ、うつ病を発症したこともあった。後悔のない人生を考えた時、「人のために生きるのも悪くない」と思えるように。娘からの「お母さんかっこいい」が今は何よりもやりがい。「消防団に興味を持ってくれる人を増やしたい」と今日も地域を奔走する。
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