8月1日に発行した旅行ガイド本『地球の歩き方 横浜市』の編集長を務めた 宮田 崇さん 金沢区出身 46歳
横浜18区、全てを愛す
○…多くの旅人に愛されてきたガイド本『地球の歩き方』シリーズを長年担当。今回の横浜市版はいちハマっ子として「編集長を名乗る最後のエリア」と熱い思いを持って挑んだ。地元・新杉田周辺の紹介ページには自ら顔写真入りで登場し、散策ルートを少年時代の思い出話や地元民ならではのマニアックな情報と共に紹介する。「横浜18区を紹介することにこだわった。どの町でも観光できるんです」
○…中区生まれの金沢区育ち。横浜緑ケ丘高校ではラグビー部に青春を捧げた。アパレル会社を立ち上げたいと立教大経営学科に進学。祖母の遺品にあった『地球の歩き方 インド』をきっかけに大学1年の春休みに友人とインドへ。パスポートの取り方すら分からない中「初海外でインドに45日間滞在という無謀な計画で。地球の歩き方を熟読していたらそんな選択はしませんでしたね」と苦笑い。以来海外旅行にハマり、中区のバーでアルバイトをして旅行資金を稼ぎながらバックパッカーとして飛び回った。
○…大学卒業後は、地球の歩き方を読む側から作る側に。アジアやアフリカ、オセアニア、アメリカ大陸など世界71カ国を訪れ、スパイ容疑をかけられたことも。発行日には必ず手がけた地球の歩き方を片手に成田空港へ。その国を旅しながら本の内容を検証するのが恒例なのだとか。「常に読者目線で」が信条だ。
○…横浜の思い出の味は「運動会で1位を取ると連れて行ってもらえるハングリータイガー」。休日は図書館に本を借りに行くなど「ほとんど娘と一緒にいます」と目尻を下げる。最近は家族との国内旅行が主で、愛娘は4歳10カ月にして47都道府県を踏破。9月には初海外も計画中だ。「行きたい所?まだまだ沢山ありますよ」とニヤリ。
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