「ケアプランデータ連携システム」の研修会を主導した 佐藤 孔一さん 市ケ尾町在勤 46歳
笑顔広がる介護業界へ
○…青葉区ケアマネジャー連絡会の一員として、青葉公会堂で6月10日に開催された「ケアプランデータ連携システム」の研修会を主導。青葉区内を中心に、200人を超える介護従事者が参加し、研修会は大盛況に終わった。「想像以上の規模になった。すでにシステムを導入している事業所もあり、手ごたえも充実感も大きい」と胸をなでおろす。
○…介護事業に携わって20数年。その背景には、今は亡きおじの存在があった。「同居していたおじが、脳梗塞で左半身麻痺になってね。中学生の時だったかな」。多感な時期に経験した、要介護者と隣り合う生活。支え合い、苦楽を共にするうち、自然と介護事業の道を選んでいた。
○…「『生活を支える』仕事。自分の力で、利用者さんの生活や気持ちがプラスになっていくのがやりがい」と介護を語る。介護福祉施設などで経験を積む傍ら、ケアマネジャーの資格を取得。志を同じくする仲間と「介護支援センター 蒼」を市ケ尾町に開いたのが、昨年1月の事だ。「毎日もう大忙し。最近ようやく休めるようになって」と快活に笑う。「休日は海釣りかな。仕事のことを忘れて没頭できていいですよ」。絶賛思春期真っただ中、中学生の一人息子も釣りには付き合ってくれるのだと、目尻を下げる。優しい父親の顔だ。
○…「人と関わる仕事ですから。自分たちが笑顔で楽しくやれば、相手も笑ってくれる」。だからこそ、スタッフが仕事を楽しめる環境づくりにも余念がない。ケアプランデータ連携システムの導入で、事務作業の負担は格段に減った。「人手不足は介護業界の大きな課題。介護の仕事の楽しさややりがいを発信して、仲間を増やしていきたい」
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