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公開日:2026.07.23
青葉の小麦が絵本に 区内の奥山さん監修
「横浜あおば小麦プロジェクト」を主宰する奥山誠代表(57)が協力・監修した絵本がこのほど発売され、刊行記念披露目会が7月13日、横浜市役所2階の「TSUBAKI食堂」で開催された。
絵本は、福音館書店が発行する月刊絵本『たくさんのふしぎ』の8月号「焼きそばパンはヘン?小麦のへんしん」。作者は、食文化を主なテーマに活動する写真家でジャーナリストの森枝卓士さんだ。森枝さんが小麦をテーマにした絵本制作を企画し、知人に相談したところ、青葉区で小麦の普及活動を行う奥山代表を紹介された。
同プロジェクトは「横浜市の小麦生産量の9割を占める青葉区の小麦を広めたい」という思いから、地元の商店主らを中心に2019年に始まった。これまで、地ビールやパン、中華麺、うどん・そばの他、麦粒を使ったソーセージやおにぎりなどさまざまなかたちで活用されている。
姿変えるポテンシャル
絵本では、主食に主食を挟むという「焼きそばパン」の謎と魅力から始まり、その原材料である小麦がどのように変化していくかを紹介。青葉区内の畑で「横浜あおば小麦」を管理する社会福祉法人グリーン(鴨志田町)や奥山代表による栽培過程が描かれている。
同小麦を使用する区内の「アサノベーカリー」や「緑製麺」、奥山さんの同級生が営むクレープのキッチンカーも登場。身近でありながら、様々な食品へと姿を変える小麦のポテンシャルが紹介されている。
種まきから製粉まで
昨年11月の種まきから森枝さんも参加。小麦の栽培現場を見るのが初めてだった森枝さんは、1月に行われる「麦踏み」を行う際は「自分が植えたものだから踏みにくい」と少し抵抗を感じていた様子だったという。その後、6月に収穫を迎え、麦を干して脱穀する工程や、奥山代表が営む製粉所も取材された。
取材を終えた森枝さんは、「住宅地から近いところで小麦が栽培されていることに驚いた。小麦の歴史がある場所で、新しい形で生産が行われていることを知る機会にもなった」と話した。
奥山代表は、授業で小麦の話をしたことがある鴨志田緑小学校へ同書を寄贈。同校の教諭は「夏休みに読みたいと児童から希望があり、早速貸し出した」と反響を語る。奥山代表は「小麦は何にでもなれる魅力がある。この絵本で、小麦と地産地消に興味を持ってもらえたら」と期待を込める。同書は、定価880円。アマゾンなどで購入可能。
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