JR十日市場駅周辺地区で現在、歩道の勾配改修や視覚障害者誘導用ブロック敷設などのバリアフリー化工事が進んでいる。今年度は駅南北のロータリー周辺で実施(北口は2月末に概ね終了予定)。全体の整備終了は22年度を予定している。
同事業は、横浜市が2006年に施行された「バリアフリー法」に基づいて行っているもの。十日市場駅周辺は、旅客施設や文化施設のほか、福祉施設、商業施設などが集中し、横浜市が推進している「持続可能な住宅地モデルプロジェクト」の中で、「超高齢化や環境に配慮した持続可能な住宅地モデル構築」を進める同地区を対象に「十日市場駅周辺地区バリアフリー基本構想」を策定した(17年3月)。
全15カ所で整備
同バリアフリー基本構想によって整備実施対象となっているのは「十日市場駅北口ロータリー」「南口バスロータリー」「プロムナード」「そうてつローゼン周辺」「ダイエー周辺」「十日市場地区センター周辺」など全15カ所。
現在は、北口ロータリーと南口バスロータリーで工事が進んでいる。工事は、横断歩道に接続する歩道と車道の段差を2cmとし、横断歩道の接続部分は一定の平坦部を設けるなど勾配改修が行われている。また、雨天時に滑りやすいブロック舗装から透水性のある舗装材に変更された。既存の視覚障害者誘導用ブロックは、シートタイプだったため一部剥がれている箇所もあったが、同整備では厚みのあるブロック一体型を採用している。
十日市場町在住の中村秀子さんは「タイルが剥がれていたりすると、車椅子の利用者などが不便だと思う。きれいになるとみんなが利用しやすくなる」と話した。
緑土木事務所の担当者によると、北ロータリーについては2月下旬に整備は概ね終了。全体の整備終了は22年度を予定している。
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