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綱島ピーチゴルフ 新駅開設工事で閉鎖へ 42年の歴史に幕

社会

掲載号:2017年1月19日号

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センターの前に立つ池谷代表
センターの前に立つ池谷代表

 1975年2月にオープンしたゴルフ練習場「綱島ピーチゴルフセンター」(池谷聡代表)が、42年の歴史をこの2月で閉じる。新綱島駅に通じる新横浜トンネル掘削工事で排出される大量の土砂を処理する場所として使用されるためだ。新駅開設とともに、古くから親しまれた施設がまた姿を消すことになる。

 同センターは、池谷代表の父親である、光朗さんが創立。かつて綱島の代名詞ともいわれた「桃」の休耕地を活用したもので、当時のゴルフ流行の潮流に乗ってオープンさせた。当初はオイルショックなどがあり、苦戦していたが、青木功さん、尾崎将司さんなどのスタープレイヤーが活躍し始めると、にわかに活況を呈し、その後のバブル崩壊などの苦境も乗り越え、運営を続けてきていた。平日は100人、土日はその倍の利用者が現在も訪れる。

土砂処理施設を設置

 そんな中、新綱島駅設置が決まり、まず横浜市から池谷代表にセンター前道路の拡幅工事決定通知があり、そして今回、事業の整備主体者の(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構から、新横浜トンネル掘削工事による、土砂を処理する場所として借り受けの申し出があったことから「無念だが承諾しました」と池谷代表は胸中を吐露する。

 センターは2月28日に閉鎖され、解体工事後に更地となり、そこに掘削工事により水分を含んだ土砂から水と土を分離する設備が設置される。機構は3年半借り受けるという。

 綱島台在住で約30年間にわたり利用し続けてきた本多豊司さん(73)は「週に5日来ていた。ここは単なるゴルフ練習場ではなく、交流の場所だった。寂しい」と肩を落としていた。

伝統の「桃」残したい

 池谷家は、昭和初期に区内で最盛期を迎えた桃の「日月桃」ブランド栽培を始めた家で、現在も出荷を続けている。施設名の「ピーチ」や近隣の綱島東小学校校章は桃のデザインがあしらってあるなど、地域と桃との関係も深い。

 池谷代表の実兄で同家当主の道義さんは「新駅により東京園さんが閉鎖した今、綱島の桃を残したい思いは強い」と話す。

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