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公開日:2026.04.23

港北図書館 文部科学大臣表彰を受賞 子どもの読書活動を推進

  • 児童たちが作ったポップを手にする冨田館長(前列左から2人目)と職員ら

    児童たちが作ったポップを手にする冨田館長(前列左から2人目)と職員ら

 港北図書館が、特色ある優れた読書活動を行う「令和8年度子供の読書活動優秀実践図書館」として文部科学大臣表彰を受賞した。開館当初から地域ボランティアと協働し、多言語のおはなし会や「子ども司書」の育成、読書バリアフリーの推進に注力してきた姿勢が高く評価された。

 文部科学省では、子どもの読書活動を推進するため、2002年度から優れた実践を行う学校や図書館を表彰している。26年度の受賞施設として、横浜市内からは港北図書館のほか、南吉田小学校(南区)、梅林小学校うめりんこクラブ(磯子区)が選ばれた。表彰式は本日23日、東京都内の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催される。

地域と育む「おはなし」の輪

 同館は1980年の開館当初から46年間にわたり、地域の活動団体やボランティアと手を取り合ってきた。現在もその絆は深く、絵本、語り、紙芝居、英語や多言語によるおはなし会など、多彩なプログラムを展開している。24年には50〜60代の地域住民による新たなボランティアグループを立ち上げ、おはなし会のさらなる拡充を図った。司書が工夫を凝らし、活動が長続きする仕組みを構築してきたことが、今回の形となって結実した。冨田育子館長は「今回の受賞はボランティア活動の協力あってこそ。皆さんに報告し、一緒に喜びを分かち合いたい」と感謝を口にする。

未来の担い手を

 次世代の読書推進の担い手育成にも余念がない。23年に始まった「子ども司書講座」は、夏休み中の全3回の講座を通じて、司書の仕事体験や施設見学、ポップ作りなどを行うものだ。23年は小学生16人、24年は中学生(「中学生ライブラリアン」)5人、25年は小学生10人が認定を受けた。子どもたちは修了後もイベント運営に主体的に関わっている。自分が薦める本を紹介する活動は同世代から好評で、冨田館長は「相手にヒアリングして本を選ぶ姿には大人も感心する。本を通じてコミュニケーション能力や認識を広げ、人生の可能性を広げる機会になっている」と手応えを語る。

誰もが楽しめる場に

 近年は「読書バリアフリー」の推進にも力を入れている。「手で読む絵本」や、読みたい行を強調する「リーディングトラッカー」を作るイベントを実施し、障害の有無にかかわらず読書を楽しめる環境を整備してきた。「小さい頃からおはなしに触れることは成長において重要」と冨田館長。今後は本好きの子だけでなく、より幅広い層に向け、読むだけでなく、耳で聴く読書などの多様なスタイルを提案していく構えだ。

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