都筑オーケストラの代表を務める 加藤 清美さん 荏田東在住 65歳
音楽とともに歩む人生
○…都筑区で活動するアマチュアオーケストラ「都筑オーケストラ」の代表。10月12日(土)には都筑公会堂で定期演奏会が行われる。年3回の定期演奏会の一つだが、今年は少し特別。市内全域で9月から11月まで行われる音楽イベント「横浜音祭り2013」の連携イベントだからだ。「都筑では唯一の関連イベント。音楽の祭典を楽しんでほしい」と意気込む。
〇…自身もメンバーとして、ヴァイオリンを担当。「弦楽器と管楽器の音が混ざり合う瞬間がたまらない。一人ではできない気持ちよさ」と目を輝かせる。18年の活動の中で、特に印象深いのは区制10周年のイベント。公募した約170人の合唱団と、ベートーヴェンの第九を奏でた。総勢約300人での大規模なコンサート。2000人が収容できる会場も満員になり、演奏を終えたあとの達成感ははっきりと覚えている。あの時の気持ちを抱いたまま、現在は結成20周年に向けたイベントを計画中だ。
〇…東京都生まれ。母の影響で、幼少期からヴァイオリン教室に通っていた。大学生時代にオーケストラに入団してから夢中になり、社会人になっても企業オケなどで活動した。都筑に移ったのは18年前。当時の都筑区にはオーケストラはなく、都筑オケを立ち上げた。知り合いもいない中、助けられたのが地元のミニコミ誌や新聞。一人の主婦が奮闘する姿を取材した記事が反響を呼び、初めてのコンサートには50人以上の団員が集まった。今も幅広い世代に音を重ねる気持ちよさを伝え続ける。「振り返ると、音楽とともに歩んだ人生ですね」
〇…大洋時代から大のベイファンで、月に2回は横浜スタジアムへ足を運ぶ。「横浜市民ならベイスターズでしょ」と笑顔。若い選手を自身の子どものように応援する一面も。都筑で奏でるハーモニーは、音祭りとして愛する横浜に響き渡る。成功を願い、本番に向けて練習に励んでいる。
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