混声合唱団フロイデ・コーア・ヨコハマ代表の 安川 尚子さん 茅ケ崎南在住
「楽しみたい」が原動力
○…音楽を愛し、歌うことが好きな40代から85歳までの約100人が団員の本格派合唱団「フロイデ・コーア・ヨコハマ」で14年前から代表を務める。国内外のプロアーティストが公演する「横浜みなとみらいホール」で、3月に演奏会を開催。「利害関係があるわけではない団員らと協力する精神が好き」。老若男女が集う練習を1年で40回以上行い、春の本番に備える。
○…2004年、都筑区制10周年記念「第九コンサート」の一員として友人と個人参加。半年間一生懸命練習したが「後半の盛り上がりに入るところで歌えなかった」と本番で失敗した。「何なんだ、悔しかった。もう1回歌ったらうまくいく」。翌年有志メンバーを集い、ほぼゼロからフロイデ・コーア・ヨコハマを立ち上げた。団体名の意味は『横浜で第九を歌おう』。周りからは「主婦の無謀な第九って言われたの」。しかし、初公演には団員約160人が集まった。
○…佐賀県鳥栖市出身。結婚を機に20代中頃、鷺沼へ。「色々な国の人と楽しめそう」と多言語活動を通し、留学生を受け入れていた。「いつも外国人がいる。今度はどこの国の人なの」。週末になると子どもに言われていたと笑いとばす。このほか、奉仕精神が強く、07年のアメフトW杯川崎大会や東京マラソンでもボランティアとして活動。「自分が楽しみたい」が原動力になっているようだ。
○…本番指揮者との打ち合わせやソリストとオーケストラの手配、自身の合唱練習など多忙な日々。息抜きは韓流ドラマ観賞。「ブームになる前から見ていた」。日本語吹き替えなしで見る本格派だ。「(演奏会の)本番が終わったら2週間だけ休み」。来年の創立15周年はベートーベンゆかりのウィーンでの演奏旅行も企画している。「今から楽しみ」と満面の笑みを見せた。
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