全国高等学校ボクシング大会(インターハイ)県予選で優勝した 遠藤 龍匠さん 県立荏田高校在学 青葉区在住 17歳
スピードで相手を翻弄したい
○…6月19日に決勝戦があった全国高等学校ボクシング大会(インターハイ)県予選で優勝し、国民体育大会少年男子ライトフライ級県代表にも選ばれた。決勝戦であたった選手とは3度対戦して全て負け。「高校生のアマチュアとして最後の対戦。絶対に勝つという強い思いで戦って勝てた。やっぱり嬉しい」。謙虚に言葉を選びながらも満面の笑みを見せる。
○…今回の勝因を「トレーナーの声で練習通り動けた。パンチをもらわず自分の攻撃がつながった」と分析。小4でボクシングを始め、緑区内のジムで本格的に練習すると、小6で才能が開花。全日本アンダージュニア大会で優勝し、中学生の時にも日本一に輝いた。高校進学ではボクシング強豪校からの誘いもあったが、師事するトレーナーの下で練習を続けたいと、あえてボクシング部がない高校に進んだ。トレーナーの移籍に伴い、現在は川崎新田ボクシングジムで練習に打ち込んでいる。
○…淡々とした口調に時折見せる柔和な笑顔。自他ともに認める温厚な性格。「何をされても怒るってことはないです。試合中は劣勢になると焦っちゃいます」とはにかむも、憧れるボクサーは元世界6階級制覇王者・マニー・パッキャオ。「アグレッシブに攻めるのがいい。凄いスピードで相手を翻弄する。やっぱりいいな」と目を輝かせる。
○…ライトフライ級の中でも際立つスピードが持ち味。「相手にスピードで優ってジャブを突きながら翻弄する。どんどん動いて手を出していきたい」。インターハイ全国大会で狙うは3度目の日本一の座。「プロをめざすステップとしても優勝したい。自分のボクシングができるようにしっかり練習していきたい」と気を引き締めている。
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