都筑区 社会
公開日:2026.06.18
メイドインつづき 地域に根差す企業たち ものづくりの魅力を発信
交通機関や商業施設の利便性、自然豊かな緑道などが特長の都筑区。一方で、高速道路網や港湾への優れたアクセスを背景に、多くの「ものづくり企業」が集積する街であることは意外に知られていない。本記事では、区内の中小製造業で構成され、地域貢献などの活動にも尽力している「メイドインつづき」の取り組みを紹介する。
「メイドインつづき」は、都筑区区政推進課が区内中小製造業の主体的な発展と連携強化を推進するため、2010年度に発足。区内に立地するものづくり企業が持つ高度な技術や独創的な製品をPRし、販路開拓や企業間連携につなげる支援を行っている。現在は46社が参加し、企業の発展や地域活性化に努めている。
同課の担当者は「都筑区には多くの町工場があり、事業所数は港北区に続き市内第2位。そこに勤める従業員数も第4位で、工業が盛んな街。その点を区民の皆さんに知ってもらい、区の魅力として浸透させていきたい」と目的を語る。
体験通して未来を育む
県内最大級の工業技術・製品の見本市「テクニカルショウヨコハマ」への出展をはじめ、定期的にミーティングを実施し、販路開拓や情報共有を行う中で「ものづくりの魅力を広く伝えたい」「地域の子どもたちに還元しよう」と始まったのが地域貢献活動だった。
エコな行動を学ぶ「ecoチャレ」や「ドイツクリスマスマーケット」などの区内イベントへの参加に加え、自由研究やワークショップの材料として廃材を提供するなど、ものづくり企業ならではの手法で地域住民との交流を図っている。現在は、企業間連携の強みを活かし、「企業+企業」で活動の幅も広がっているという。同課の担当者は「子どもたちに『都筑に住んで良かった』と思ってもらえるよう、地域に開かれた企業として、ものづくりの魅力を発信しようと体験イベントなどに取り組んでいる」と活動の意義を語った。
横のつながり
参加企業からは「地域の企業と横のつながりを持つことで、相談がしやすくなり、受発注の関係が生まれ、作れる製品の幅が広がった」という声が多く寄せられている。
そのほかにも「工場は閉鎖的、騒音がするなど、ネガティブなイメージを持たれがち。自発的に地域とつながり、魅力を伝えることで、その印象を払拭したい」「子どもたちがものづくりに興味を持ち、未来の従事者になってくれることを期待している」「テクニカルショウで毎年メイドインつづきのブースがあり、販路開拓につながっている」など、活動への充実感を口にする。
同課は現在、参加企業を募集中。参加を希望する企業は申請書と納税証明書を、同課企画調整係メイドインつづき担当宛へ郵送(〒224―0032横浜市都筑区茅ケ崎中央32の1)または電子メール(tz-plan@city.yokohama.lg.jp)で提出。提出後にヒアリングの実施あり。受付期間は7月31日(金)まで。問合せは同係【電話】045・948・2226。
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