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公開日:2026.07.02
清水知子さん・一華さん 競技ヨガで世界表彰台 本場インドで母娘で活躍
ヨガを競技スポーツとした「ヨガアーサナ」の初めてとなる世界大会「第1回世界ヨガアーサナスポーツチャンピオンシップ」が6月、インドで開催され、日本代表として出場した荏田南在住の清水知子さん(47)がレッグバランス部門で金メダルを、娘で荏田南小6年生の一華さん(11)がアーティスティックペアのサブジュニア部門で銅メダルを獲得した。母娘は本場インドでの入賞に驚きと喜びの気持ちを素直に語った。
ヨガアーサナは、ヨガのポーズ(アーサナ)をベースにした競技スポーツのこと。単なる柔軟性だけでなく、ポーズの難易度や安定性、美しさなどの総合的な評価で得点を争う。呼吸や姿勢、瞑想などを組み合わせて、心の安定ややすらぎを得るいわゆる「ヨガ」と比べ、認知度は低いものの、本場インドを中心に国際競技化が進んでおり、世界各地へ広がりを見せている。日本でも公式団体(日本ヨガアーサナスポーツ連盟/JYSF)が誕生し、25年のアジア大会では日本チームは2位の好成績を収めている。
36年五輪種目も視野
2人が世界大会の開催を知ったのは昨年末。知子さんも指導を受ける日本キッズヨガ協会の代表理事で、25年のアジア大会でメダルを獲得している楠(みなくし)美代子氏が、世界大会について周知を呼び掛けていたところ、一華さんが「出てみたい」と意欲を見せたことをきっかけに、母娘で出場に手を挙げた。
6年前からヨガインストラクターとして活動している知子さんでもヨガアーサナについては「知らなかった」という。「ヨガは自己探求や生きやすくなるためのツール。競うものではないので、最初は違和感があった」と専門家ならではの当時の気持ちを吐露した。大会は7つの競技で争われ、個人、ペア、団体、年齢性別などに応じてさまざまな部門があり、審判による判定で順位が決まる。
インドは36年の夏季五輪招致に関心をもっており(※開催国決定は29年)、25年のアジア大会、今回の世界大会開催を機に、ヨガアーサナの認知度を上げ、自国開催での追加競技につなげたい狙いがあると目されている。
「奇跡」、「ご褒美」
第1回となった今大会には50カ国以上から選手が参加。日本代表団は監督、サポートスタッフを含む21人で参加。選手は楠さんや清水さん母娘ら10代から50代までの18人が出場した。
小学3年生からヨガを始めたという一華さんは、同い年で茨城県在住の青木蓮夏(れんか)さんとペアを組み出場。海外での大会出場は初めてだったが、緊張もせず楽しく臨めたという。本番では毎日練習してもできなかった逆立ちのようなポーズがぴたりと決まり、銅メダルに輝いた。「奇跡だと思った。めちゃくちゃうれしかった」と満面の笑顔を見せた。
知子さんは地元インドの選手を抑えての優勝に「ただただ驚くばかり」と恐縮した。「偶然手にしたチャンスだったが、3人の子育てをしながら6年間頑張ってきたことへのご褒美かな」と照れ臭そうに笑った。
一華さんは、知子さんからだけでなく、楠さんから週に1度オンラインで、月に1度都内で直接指導を受けており、最近では毎夜30分の自主トレーニングを欠かさない。世界での大会は「海外の友人が多くつくれるので楽しい」とすっかりはまった様子。今後は来年のアジア大会や4年後の世界大会での金メダルを目標に、五輪種目になった際の出場も目標にしている。
幼稚園児や小学生などにもヨガを教える知子さんは「子どもへのヨガが広がれば。ヨガは子どもたちが心地よく生きていくための調整力や自己肯定感を高めることなどにつながるので、『未来のため』のお手伝いができれば」と将来への思いを語った。
なお清水さんの教室についてはメールsaratoyoga@gmail.com宛に連絡を。
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