笹野台中央商店会の新しい会長を務める 関 敏幸さん 笹野台在住 38歳
逆境も前向きに楽しく
○…5月に行われた総会を受け、笹野台中央商店会の会長に就任した。63店舗が加盟する中、集まりに多く参加するのは4分の1ほどを占める物販店。「変化が必要。全店舗が関心を持ち、関われるような取り組みができれば」。現在は商店会発足50周年も控え、約10年ぶりに商店会のマップ製作も目指す。
○…生まれも育ちも笹野台。実家は関青果店を営み、約30年前に大和市から笹野台に店舗を移転してきた。小学生のころ、両親が仕事から帰宅するまで待ちきれず、自ら夕飯を作っていたことがきっかけで料理好きになった。「小学校の文集にも『料理人になりたい』って書いていた」と微笑む。調理学校を卒業して某有名中華料理店に就職。しかし、体調を崩して医師から立ち仕事を止められたことから、料理人の道を諦め、実家の青果店で働き始めた。
○…立ち仕事ができなくなったことをきっかけに独学でパソコンを習得。「もともと細かい作業が好き」なため、商店会のチラシを製作するなど販促活動にも生かし始めた。体調も次第に回復し、空いていた店内のスペースに調理室を設けて料理を再開。できたての惣菜を販売するようになり、ネットショップも始めた。「料理人の道が一度断たれた時はショックだったけれど、それがきっかけで知らなかった新しい道が開けた」。加盟店のCMや商品のレシピ動画の製作も試みるなど、遊び心を取り入れて楽しむ。
○…スポーツが好きで、高校時代はラグビーをしていた。最近は二十歳のころに趣味だったロードバイクを再開し、週1日ある休日を使って江の島や川崎まで往復で走る。「目安は50Km。普段は室内で作業している分、身体を動かしたくなる」。前向きな発想で地道に商店会も盛り上げていく。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>