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旭区・瀬谷区 社会

公開日:2026.05.30

相鉄本線・いずみ野線 変わり続ける沿線 包括的な開発進める

  • 鶴ヶ峰駅付近の連続立体交差事業。シールドマシンの組み立てが進む=提供:相模鉄道

    鶴ヶ峰駅付近の連続立体交差事業。シールドマシンの組み立てが進む=提供:相模鉄道

  • 相鉄・東急新横浜線の出発式=提供:相鉄グループ

    相鉄・東急新横浜線の出発式=提供:相鉄グループ

 第一次世界大戦や関東大震災などの影響で「苦難の中」開通していった相鉄本線。太平洋戦争後における相鉄沿線の街づくりや今も続く開発、今後のビジョンについて相鉄グループに聞いた。

 相鉄の住宅地開発が始まったのは、1948年5月26日に設立された希望ケ丘駅周辺。相模鉄道株式会社は同年に50戸、翌年に80戸の住宅を建設し、販売を開始した。

 相鉄グループの担当者は「戦後復興と高度成長期を経て、相鉄線沿線には多くの住宅地が誕生し、鉄道施設の整備、バス路線の拡充、駅前商業施設の開発などが進められた」と説明。鉄道開業前は未開発の丘陵地帯だったといういずみ野線沿線では、区画整理事業方式による大規模開発が行われ、横浜でも有数の住宅地エリアになっていった。

 沿線の街づくりにおいては、高度成長期の大型住宅地開発、70年代に開始したマンション事業、いずみ野線沿線での高品質な住宅供給など、時代のニーズに合わせた街づくりが進められた。特に緑園都市住宅地の開発では、「環境や人々の安全に配慮した『人に優しい街』づくりを実施し、未来を見据えて選ばれる沿線を目指してきた」と担当者は話す。

魅力的な街づくりを

 近年の大きな動きとして挙げられるのが、JR直通線(2019年)や東急直通線(23年)の開業だ。「相互直通事業やデザインブランドアッププロジェクトを通じて、沿線外での相鉄の認知度向上を図るとともに、沿線開発事業を推進している」と担当者。25年度の相鉄新横浜線の利用者数は⼀⽇あたり約10万人で、対前年⽐で約10%増加しているという。

 相鉄本線(鶴ヶ峰駅付近)の連続立体交差事業も進められている。西谷駅〜二俣川駅間の約2・8Kmを地下化により10カ所の踏切を無くすことで、交通渋滞解消や地域の一体化を図る。

 現在、シールドマシン発進に向けた準備や駅部の掘削工事などが進められている。現時点で、33年度の事業完了を予定している。

 相鉄グループは24年9月に「横浜駅西口大改造構想」を発表。横浜駅西口周辺の大規模な再開発の本格検討に着手した。担当者は「横浜駅西口の強みであるターミナル性と繫華性に『Well-being=豊かさ』を加えた『Well-Crossing』というコンセプトを掲げ、国際競争力を持った魅力的な街づくりを進めていく」とする。

 また、来年3月に旧上瀬谷通信施設(旭区/瀬谷区)で開幕する横浜グリーンエクスポで相鉄グループは、会場内の「Kids Village」において、「SOTETSU PARK(そうてつぱーく)」を出展する。「相鉄グループのことを多くの人に知ってほしい。また、相鉄線沿線でもさまざまな取組を行い、園芸博開催に向けた盛り上がりを創出していきたい」と話す。

 今後のビジョンについて、「社会や地域の変化に柔軟に対応し、持続可能な成⻑を実現していく。多様な事業領域を持つグループの強みを最大限に発揮し、お客様の暮らしに寄り添う価値提供を追求していきたい」と語る。

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