連載コーナー【6】 横浜とシュウマイと私 「チルドの祖も横浜発祥」
令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも?
この連載の愛読者(どれぐらいいるか自信ありませんが…)は、前々回、前回の「シュウマイ世代説」によって、日本と横浜のシュウマイ歴史にかなり詳しくなられたと推測します。
前回まで第四世代を解説しましたが、今回は第五世代から第七世代を駆け足で解説します。もちろん、そのなかには我が横浜のシュウマイもありますのでご安心を。
第四世代は、一般家庭への浸透を後押しし、今も日本の家庭のシュウマイを支える「冷凍・チルドシュウマイ」。時は高度経済成長期1970年代。1回目の東京五輪により、新幹線や高速道路が整備されたのと同時に、冷凍・冷蔵技術が発達しました。シュウマイもその波に乗り、大手冷凍食品メーカーが家庭用シュウマイを販売。一方、冷蔵品のチルドシュウマイもその頃に販売され始めました。
その先駆けのひとつが、横浜市戸塚区創業の「楽陽食品」です。70年代後半に「シウマイ」を製造販売開始し、のちに中華街シリーズも展開。チルドシウマイにおける横浜ブランド確立の立役者と言えます。
ちなみに第六世代は、全国の食材を用いた「ご当地シュウマイ」。第七世代は近年のシュウマイブームの牽引役であり、従来の概念を覆す「新世代シュウマイ」です。これまでの世代で横浜が目立ち過ぎていることもあり(?)第六第七世代のなかで横浜の存在はまだ大人し目ですが、徐々に頭角を現しはじめるお店も。今後に注目です。
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