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旭区・瀬谷区 人物風土記

公開日:2024.09.26

エアロビクス・ダンス指導者としての活動が評価され、法務大臣賞を受けた
白浜 泰子さん
旭区万騎が原在住

明るい人生取り戻す

 ○…23年ほどにわたる、横浜市にある矯正施設での少年へのエアロビクス・ダンス指導が評価され、法務大臣賞を受けた。「同業者の励みになれば」と目を輝かせる。普段はダンス講師として旭区で350人ほどを担当する。並行して行っている矯正施設での指導は「ダンスがやりたいと思って指導を受けてはいないので、普段の教え方とは違い大変だが、習得した達成感が得られるように工夫している」。おかげで受講者は終わったら笑顔。感謝のメッセージを受けることもあり、指導を続ける原動力になっている。

 ○…万騎が原で「わんぱくに育った」と照れ笑い。小さい頃から音楽を聴くと自然とリズムを取ってしまうといい、自然とダンサー志望に。高校ではダンス部に入り、リーダーとして100人の部員をまとめ、大会での受賞も果たした。ダンスでの海外留学を親に反対されたことから一時は離れテレビ局に就職するが、「踊るアイドルを見て夢を追いかけたくなった」とエアロビ・ダンスの競技選手に転身した。

 ○…しかし、度重なる怪我でドクターストップがかかった。「大会での受賞のために身体を酷使していた」。自身の経験もあり、病気やケガで運動を諦めた人が踊れるようになってほしいという思いで指導者の道へ。ダンスで病気を改善した受講者もいたという。「自分も生徒も、生涯ダンスを続けられるようになってほしい」

 ○…県内でも多くの教室を持ち大忙しだが、レッスンが無い時の息抜きは「野毛での飲み屋めぐり」。20年ほど通う行きつけの店も多いが、新規開拓は怠らない。刺身が新鮮で、1人でも過ごしやすいことが野毛の魅力だという。「お酒は強くないので、長居はできない」と破顔一笑。

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