50周年式典を開催した旭料飲喫茶事業組合の7代目理事長を務める 佐藤 宏さん 旭区二俣川在住 66歳
人と料理に「真心」を
○…飲食店や喫茶店など旭区内の約180店が所属する「旭料飲喫茶事業組合」。キッチンカーや電子決済など新しい業務形態、仕組みが次々と生まれる現代。7代目理事長として「時代に沿った方法や手段を学ばないと、生き残っていけない」と考え、新年会や組合主催の旅行などを理事たちと協力しながら実施。メンバーが情報交換できる環境を整える。
○…東京生まれで、旭区には7歳の時に移住。超がつく野球少年で「熱中するタイプ。粘り強さと根性は負けない」と、人一倍練習に打ち込んだ。万騎が原中学校の野球部ではピッチャーで4番、キャプテンも務めた。高校生時には阪神タイガースから声がかかるほどだったが、肩を壊して断念。伯父に紹介され、東京の名店で約3年間修業した。「料理は未経験でしたが、持ち前のバイタリティを活かし努力しました」
○…21歳から両親が営むフランチャイズ店を手伝い、親が日本料理店「海登(かいと)」を二俣川で立ち上げてからは同店で腕を振るい、48歳で社長になり現在に致る。家族は妻と2人の息子。2人の孫にも恵まれた。ゴルフ好きで、昔の野球仲間たちとは今でも遊びに行くほど。「頼まれてゴルフ塾も立ち上げました。仲間とプレイするのは良いね」と楽しむ。
○…約30年前、同組合の役員に就任した。現在は、会員増加と組織の若返りに力を入れており、「若い世代ならではの新しいアイデアで、組織を活性化させたい」と意気込む。同時に、料理人たちが培ってきたお客や料理への「熱意と真心」を継承したいと望む。「思いやりがなければ、自然とお客は離れていく。だから、丁寧なサービスが大切なんです」と力説。激動の時代で生き残る方法を模索し続ける。
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