花き販売の(株)ベルフラワー(鈴木崇弘社長)緑園本店の飯野智之さん(34)が、昨年パラグアイで開催された「FIFAビーチサッカーワールドカップ」(11〜12月)に日本代表として出場しベスト4入りに貢献。世界と渡り合った飯野さんに話を聞いた。
2年に1度開催される「FIFAビーチサッカーワールドカップ」。日本はグループステージを3戦全勝で勝ち進み、準々決勝はウルグアイと対戦。終盤の反撃を振り切り準決勝へ進出した。続くポルトガル戦は一進一退の攻防。3対3のまま延長でも決着がつかず、PK戦へ突入。ここで1対2で敗れ、3位決定戦へ回った。メダルをかけたロシア戦は、終盤に逆転され4対5で惜敗。過去最高に並ぶ4位で今大会を終えた。
飯野さんのワールドカップ出場はこれで2度目。大会を振り返り「悔しさは残るが、シュートや、距離感の掴み方、全てがハイレベルで刺激的だった」と話す。
自身のビーチサッカーとの出会いは約8年前。知人に誘われてゲームに参加し、アクロバティックなプレーやスピード感のあるゲーム展開に魅了された。サッカーからの転向を決め、現在は「東京レキオスBS」に所属。ポジションは「アラ」。サッカーでいうミッドフィルダーで、攻守にバランスよく動くことが求められるという。
元々、地元で造園業に従事していたことから「植物に携わる仕事がしたい」と現在の職場に飛び込んだ。常設ビーチコートが近くにあるのも魅力だった。「庭の手入れとゲームは、配置を考え、先を見据えて行動するという面で似ている」と花を手に話す横顔はすこぶる優しい。ここで働くことは、地域の人々や草花と触れ合える癒しの時間でもあるという。
今年の目標は、さらなるスキルアップ。「まだまだ伸びることができる」と、自分に期待する自分がいる。「結果を残すことは、自分を支えてくれている皆さんへの恩返しでもある。成長を感じられる年にしたい」と抱負を語った。
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