新型コロナウイルス感染症拡大の影響から学生のスポーツ・文化活動の全国規模の大会中止が相次ぐ中、代替の大会を求める活動が行われている。その名は「〜高校3年生〜部活動花道プロジェクト」。泉区在住で、長年、旭区で少年野球の指導に携わり、現在は全国各地で講演を行う本間一平さんが中心となって企画した。
本間さんは野球に限らず部活動を頑張ってきた全ての高校3年生のために代替の大会を求める署名の募集を開始。署名はインターネット上で募り、5月末時点で5400人以上から賛同が集まった。自身も野球部に所属する高校3年生の息子がいる保護者の一人として「スポーツ・文化を問わず部活動への思い入れは皆同じ。何とかして最後の花道を作ってあげたい」と思いを語る。
署名は大会の検討を呼び掛けるため、文部科学省のほか、神奈川県などにも提出した。本間さんは「署名は他の都道府県でも共有していく。大人の底力を見せ、何か開催できる可能性を探したい」と話している。
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