2021年、泉区の明るい話題のひとつが岡津小学校(宮路ますみ校長)の創立100周年だ。10月に開催する記念式典にむけて、1月からは在校児童による「岡津かるた」の制作を予定している。
岡津小学校は大正10(1921)年に開校。学制発布により明治6年に出来た岡津学舎をルーツとしている。校舎敷地は隣接する三嶋神社の参道だったと言われており、現在も参道の階段がそのまま学校正門に使われている。
戦時中は空襲で校舎が全焼するも、地域住民が廃材を持ち寄り仮校舎を用意。1949年には焼け跡に再び木造校舎が完成し、その後は増築による鉄筋化や太陽光発電の設置、トイレの洋式化など時代に即した変化を加えながら現在に至る。新橋、緑園東、西が岡、名瀬、上矢部の各小学校は、いずれも岡津小から分離独立した学校だ。
100周年に先立ち同校では地域住民や学校関係者からなる実行委員会が2019年に発足。今年10月末に開催予定の式典、記念誌制作、記念事業の3つを軸に準備を進めている。このうち記念事業の一つとして今月から取り掛かるのが、在校児童による「岡津かるた」の制作だ。
五十音を学年ごとに割り振りクラブ活動や地域の歴史など、学校やまちの特色を盛り込んだかるたを作成する。読み札のほか、絵札のイラストも児童が担当。完成品は100周年式典の記念品として配布される予定だ。
宮路校長は「学校にとっても一生に一度の節目。学校の存在意義を再確認しながら、児童・地域にとって思い出に残る一年になれば。学校としては感謝の気持ちを伝える一年にしたいですね」と説明する。
記念マスコットも
一昨年には100周年キャラクターとして、同校正門の大きなヒマラヤ杉をモチーフした「ヒマラーとマラヤン」が誕生。当時4年生だった児童のイラストが原案となっており、教職員の名刺や運動会時のTシャツなどに描かれている。
新橋小・中田小も周年
今年は岡津小のほかに、同小から独立した新橋小学校が創立50周年。中田小学校も70周年の節目を迎える。また2022年に周年を迎える学校の中には、慣例に従い今年記念式典を行う予定の学校もある。
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