女子サッカーの横浜FCシーガルズは戸塚区を拠点とし、現在、来季のプレナスなでしこリーグ2部への昇格を目指す戦いを続けている。8月1日からはいよいよ終盤戦。プレナスチャレンジリーグ残り5試合を全勝し、その勢いに乗って「なでしこ」参入を決めるつもりだ。
チャレンジリーグは全12チームを東西6チームずつに分け、3回戦の総当たり戦で行われている。
6月までに第10節を終えた同チームは6勝3敗1分の勝ち点19で暫定2位。最終的に2位以内に入れば、東西リーグの各上位2チーム、計4チームによるプレーオフに進出し、そこで1位になればプレナスなでしこリーグ2部へ自動昇格。2位なら入れ替え戦に回り、昇格を目指す。
チーム雰囲気は上昇気流
「試合を重ねる度に良し悪しの波がなくなり、チームは良くなっている」。ここまでの戦いをこう振り返るのは、中村宏紀監督(41)。「ミスから自滅した試合もあった」と課題をあげつつも、チームの約束事が明確になり「より攻撃的になった」と評価する。前半戦は「前へ、前へ」と戦ったが、気温の上がる終盤戦は「暑さの中で、どう戦うかがカギ」という。「チーム全体の意識も高い。攻撃的なサッカーで、まずは次の一勝」と気を引き締める。
同リーグでは5人の選手交代が可能。「控え選手の状態も良く、これまでも(選手交代により)流れが悪くなったことはない。層が厚くなっている」と話す中村監督は、思い切った選手起用も視野に入れている。
元日本代表の山本絵美キャプテン(33)は「1試合1試合、勝つことが大前提。試合中は選手同士で指摘し合うところ、持ち上げるところのバランスを大切にしたい」と話し、「多くの方に、(戸塚区に)横浜FCシーガルズがあることを知ってほしい。時間があればぜひ試合を見に来てほしい」と呼びかける。
8月には、戸塚区主催の観戦ツアー(22日、つくばレディース戦)も企画されており、7月21日現在、ほぼ定員に達する数の申し込みがある。区担当者の古尾谷さんは「なでしこチャレンジに向けて、頑張ってもらいたい。みんなで応援します」と話している。
8月1日の対戦相手は、これまで1敗1分の新潟医療福祉大学女子サッカー部。県立保土ケ谷公園サッカー場で午後3時キックオフの予定。
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