神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2018年4月26日 エリアトップへ

JR戸塚駅の駅長に着任した 菅井 知己さん 東京都在住 57歳

公開:2018年4月26日

  • LINE
  • hatena

疾走、駅員人生の終点へ

 ○…区内の交通の中枢を担うJR戸塚駅の駅長に着任して2カ月。一日およそ20万人が行き交う駅だからこそ、構内の利便性の向上や美化などに努めようと日々奔走している。「駅は地域の顔。もっとみなさんに親しんでもらえたら」と白い歯を見せる。

 ○…新潟県出身。高卒後、両親の勧めで旧国鉄に入社。「“鉄オタ”でもないし、まさかこの仕事に就くとは思っていなかった」。まずは地元で6年間勤務。当初は早朝や深夜の業務に骨を折ることも多かったが、利用客からの「ありがとう」に励まされ、やりがいを見出す。その後、26歳で新宿駅へ。地方から都会への大異動は想像以上に大変で、緊張感からか、窓口で口にする「少々お待ち下さい」を毎晩寝言で言ってしまうほど。それでも持ち前の明るさを武器に経験を積み、八王子副駅長や登戸駅長を任されるまでに。「多忙で疲れて帰ることもあったが、娘や妻の顔を見るたび癒された」。家族の支えもあり、今に至る。

 ○…休日はスポーツで汗を流すアウトドア派。はつらつとした姿勢は仕事中も発揮され「部下と常にコミュニケーションがとれるよう、自室の扉は必ず開けている」と風通しの良い職場を心掛ける。「駅員が生き生きしていると、駅もまちも元気になる」。明るい雰囲気づくりの根底に、揺るがぬ信条が垣間見える。

 ○…「箱根駅伝の中継所でもあり、多くの人でにぎわう場所」と戸塚の印象を語る。そんなまちのさらなる活性化に力を添えようと、今後は地域イベントにも積極的に参加するつもりだ。「定年まであと3年。多分最後に勤める駅になると思う。だからこそ、新しいことにも果敢に取り組んで、全力を出し切りたい」。駅員人生の終点に向けて走り始めた。

戸塚区・泉区版の人物風土記最新6

永吉 和弘さん

この春から戸塚警察署署長に着任した

永吉 和弘さん

戸塚町在勤 54歳

4月18日

小山内 章さん

この春から泉警察署の署長に着任した

小山内 章さん

泉区和泉町在勤 54歳

4月11日

原 恒夫さん

さくらプラザでモザイクアートの40回目記念展示を行う

原 恒夫さん

戸塚区戸塚町在住 84歳

4月4日

青葉 裕子さん

東俣野町の農園で多世代コミュニティーの形成を目指す

青葉 裕子さん

東俣野町在住

3月28日

山口 キヌさん

102歳を迎えてなお、元気にスローライフを楽しむ

山口 キヌさん

平戸在住 102歳

3月21日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

市内在住 38歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook