戸塚区役所、戸塚警察署が中心となり、2月24日(月)から3月1日(日)まで「交通社会実験」を実施する。戸塚駅西口側の商業施設・トツカーナ隣接道路、区庁舎隣接道路を、路線バスの降車を除き、終日駐停車禁止区間に設定=左記地図参照=する。
駅西口周辺の道路は、特に朝・夕のラッシュ時に送迎車の一時停止により渋滞が著しくなっている。加えて後続車が停車車両を追い越す際に対向車線にはみ出すことがあり、いつ大きな事故が発生しても不思議ではない状況だ。今回の社会実験は、安全に送迎できる乗降場所の利用促進を図るとともに、駅前の一部区間を駐停車禁止にすることで車両通行の流れを円滑にするために行うもの。区は期間中に効果測定やアンケートを実施し、戸塚署と協議しながら今後、この区間を駐停車禁止にするか否か、判断していく考えだ。
臨時送迎バス乗降場設置
トツカーナ隣接道路、区庁舎隣接道路ともに停車禁止エリアではないことから、矢部町にあるマンション送迎バスなどが住民の乗降を行っている。そうした現況を踏まえ、実験期間中、第2バスセンター、区役所前に送迎バス乗降場所を臨時に指定。また第2バスセンター(タクシーは降車のみ)と区庁舎内にある第2交通広場は通常時と同様に一般車、タクシーの乗降場に。両道路のセンターライン上に追い越しがしづらくなるバリケードブロックを置くほか、警察官や交通誘導員の見回りも強化する。
期間中一時待機場所として、トツカーナ駐車場が30分間(入口でチケット受取)、区庁舎駐車場が15分間無料となる。
「もっと取り締まり強化を」
そもそもこの社会実験は昨年2月に策定された「駅周辺地区 住み続けたいまち・みちづくりプラン」がきっかけ。地域の連合町内会や神奈川中央交通、県タクシー協会などが参加した検討会議で、今区間の渋滞が課題として位置付けられており、改善策の一環として実施されるに至った。
区庁舎そばに店舗を持つある店主は「道幅が広がって多少良くなったが危険な場面もよく見ており、車を規制するのはもっとも。取り締まっているところを普段あまり見ないので増やした方がよい」と話していた。
事務局を務める戸塚区区政推進課の担当者は「駅東口側の渋滞も課題。戸塚駅周辺の混雑緩和をトータル的に目指していく」と語った。
戸塚区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>