創業80年の歴史を持つ坂本写真スタジオ(吉田町)の3代目で写真家として活動を続ける坂本貴光さんが、コロナ感染が広がる中でも経済活動を維持するため、区内で懸命に働く人を支援しようと、動画を作成。将来的にSNSで紹介する考えという。
坂本写真スタジオは故・光雄さんが1940年に創業。本業の傍ら、区内各地の風景や人物にシャッターを切り続け、その写真は時を経るにつれ、区の貴重な「財産」になっている。区の周年記念誌などで数多く掲載・紹介されているのは周知だ。
戸塚への愛情を形に
「祖父は写真で区の記録を意図的に残した。その根底には戸塚への深い愛情があった」。確信を持ってこう語る貴光さんは、今回の自らの取り組みも同じ意図と説明する。コロナ感染が広がる中、仕事がストップしたことで「ぽっかりと時間が空いた。この機会に戸塚に何か恩返しできることはないか」との思いを形にしたという。同級生で現在はアメリカを拠点に活動する俳優の小林和寿さんに声をかけ、区内の老舗フルーツ専門店や洋食店で人気メニューを小林さんが試食し、紹介する動画を撮影。「これをあらゆる業種に広げていき、コロナ禍で苦境に立ちながらも、懸命に働く人たちを側面から支援できたら。合わせて祖父の写真のようにアーカイブし、いずれ貴重な動画資料となればと考えた。数がまとまった所でSNSで紹介していきたい」と語る。
米国で作品展示も
貴光さんは、スタジオでの業務のほか、最近では企業のPR動画や映画俳優のインタビュー動画などの撮影も担当。本業の写真家としては現在、ニューヨーク・世界貿易センターで開催中のアート展示会に作品が4回連続で選ばれるなど、活動の幅を広げている。
貴光さんは「希望があれば動画を撮影しに行きます。ご連絡を」と話している(【電話】045・881・3181)。
新たに1千枚発見
また、光雄さんが撮りためた写真はこれまで約3千枚と思われていたが、新たに1千枚が同店で発見された。貴光さんによると、どれも今となっては貴重なものばかりという。コロナが収まった後、個展を開催するなど、新たな展開を模索している。
![]() 新たに発見された光雄さんの写真。上倉田にあった踏切前で撮影したもの。昭和50年代前半。
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