戸塚町在住の長塚啓子さんが、今年109歳で区内最高齢者となった。区から祝品の贈呈を受けるなど、各方面から賛辞を贈られている。
9月18日に109歳の誕生日を迎えた長塚さんは1911(明治44)年東京生まれ。区内最高齢者となった。この間、関東大震災や第二次世界大戦、その後の経済復興、近年の自然災害の多発や新型コロナウイルス流行など、激動の時代をくぐり抜けてきた。
「今が一番幸せ」
長塚さんが今でも忘れられず、家族によく話すというのが関東大震災の経験。当時11歳だったが、昼食の準備をしていたところ地震が発生。周囲が火の海に包まれ、必死に山の上へ避難した。
また、東京大空襲や出兵時に事故で後遺症を負った夫の介護などたくさんの苦労を重ねてきたという。一方で子宝に恵まれ、3人の子どもを育て上げた。
長塚さんは現在、息子夫婦と生活をともにし、娘とも同居している。足取りもしっかりしており、着替えやトイレ、身の回りのことは全て自身で行う。
外へ出かけることが好きで、家族がスーパーなどに買い出しに行く時にも同行。負けず嫌いな性格で、旅行先で家族が卓球する姿を見ていたところ「一緒にやりたい」と参加し、周囲を驚かせた。これまでの長い人生を振り返り「若い時は苦労したが戦争のない今が本当に幸せ」と繰り返し話している。
100歳超は154人
横浜市では、9月を敬老月間として位置づけ、「敬老の日・老人の日」を中心に、100歳を超える人々に対して長寿を祝い、祝品の贈呈などを行っている。
区内の100歳以上の長寿者は154人で9割近くが女性。昨年と比較すると6人増えている。高齢化が進み、区内の65歳以上の人口は約7万人で全体の25%を占め、一人暮らしの高齢者数は1万8000人を超える(2019年9月時点)。介護の担い手の問題を考えると、自立した生活が可能な期間を示す「健康寿命」を延ばすことが重要となる。
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