ひきこもり支援説明会
045-841-2179
区内企業グループが運営するNPO法人が、あす12日に「こども食堂」をオープンさせる。同グループの地域貢献の一環で行われるもので、場所は戸塚小学校前のカフェ。緊急事態宣言で当初予定より1カ月遅れでの開店となるが、「子どもたちの居場所づくりのために」という強い思いを形にしたものだ。
「孤食」や「児童の貧困」などの問題を解決するため、子どもたちに無料で食事などを提供する「こども食堂」。今回オープンするのは「なないろのあした食堂」という名称で、戸塚区社会福協議会の把握している数では区内11カ所目。既存カフェを利用し、民間企業母体で実施するものは区内では珍しいという。
大洋建設(株)などで知られるオセアングループ運営の「NPO法人DO THE MOTION」(十重田航理事長)が食堂を開設。同グループは地域貢献に力を入れており、その一環として「青少年育成」を目的に中学生硬式野球チーム「オセアン横浜ヤング」を設立。そのチームを運営するために2年前に誕生したのが同法人で、今回は子どもたちの居場所づくりや健康を支える食事の提供、食品ロスなどにも貢献できる「こども食堂」に着目し、昨年夏に企画された。
以来近隣企業や奉仕団体「戸塚中央ライオンズクラブ」、地域住民などから支援を受けながら準備を進め、昨年末にはプレオープンに至った。
カレーライスに舌鼓
プレオープンでは開始30分で7人の小学生が来店するなど盛況で、総勢35人が訪れた。カツカレーが提供されたほか、100円分の駄菓子チケットも配られ子どもたちの喜ぶ姿が見られた。
子どもと一緒に訪れていた吉田町の女性は「子ども同士で来られるのは非常に助かる。交流の場にもなるし親の負担も減る」と期待を寄せる。
同法人の須田翔大事務局長は「子どもたちのコミュニティや居場所づくりの一つとして継続していきたい。気軽に遊びに来て」と語る。食堂は毎週金曜日にカフェウィズユー(戸塚町145)で実施。子どもは無料で大人は1食200円。時間は午後4時〜6時。(問)須田事務局長【電話】070・2161・4926
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
4月18日