「コロナ禍でも子育て中の人を応援したい――」。そんな願いを込め、町内会長や社会福祉協議会、子育て支援施設の人員から成る名瀬地区子育て連絡会メンバーが3月末、公園情報などをまとめた「名瀬おさんぽMAP」=写真下=を作成、順次配布している。
作成したのは名瀬地区子育て連絡会メンバー。名瀬連合町内会や名瀬地区社会福祉協議会の会長、主任児童委員、名瀬幼稚園園長、子育て支援拠点とっとの芽職員、名瀬地域ケアプラザ職員など12人だ。子どもから高齢者までだれもが安心して心豊かに暮らせる社会を目指す「戸塚区地域福祉保健計画」(とつかハートプラン)。その地区別計画である「名瀬地区ハートプラン」の推進委員会としてマップを発行することで予算を確保したといい、同様の取り組みは区内では初という。
発端は昨年の緊急事態宣言。7月頭に開かれた子育て連絡会の会議で、メンバーから「子どもたちが外に全然出てこなくなっている」という意見が出されたのがきっかけ。もともと14年度には名瀬地区の見どころをまとめたマップが作成されており、それをもとに公園や遊具情報をまとめることにしたという。メンバーの一人は「連絡会がハートプランの仲間に入ることで幅広い視野から地域の子育て応援ができるようになる」と説明する。
口コミをもとに
マップはA3フルカラー。8000部発行し、表面に名瀬地区の手書きの地図が、裏面には公園や町内会館、遊歩道など「親子で遊べる」28のスポットが紹介されている。そのほか、地図上に「ゆっくり歩いて10分くらい」などの記載や、スポットには遊具や花の見どころマークがあり、地域の口コミをもとに情報をまとめ上げた。
マップは3月27日から町内会を通じて名瀬地区に全戸配布されるほか、とっとの芽やケアプラザでも手に入る。メンバーは「地域の力を一つにして作成したマップ。すでに『ここにこんなところがあったんだ』という話も聞いている。ぜひ区内全体でも広がっていってほしい」と話している。
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