とつか区民の夢プロジェクト補助金事業を使い、6月からイベントを行う「広場きわめ隊」の代表 菅田 紗央里さん 品濃町在住 33歳
働く世代と地域をつなぐ
○…地域の魅力向上など区民の自主的な活動に対し、事業費を支援するとつか区民の夢プロジェクト。昨年11月に発足し、交付事業に選ばれた「広場きわめ隊」はイベントをきっかけに、地域住民同士をつなげることを目標とする。「初めてのイベント。全9回のプログラムを通して宿場町・戸塚の変遷を参加者といっしょに学び、交流を深めたいです」
○…3年前まで社会科の教員として働いていた。「その頃は、家と職場の往復で悩みを打ち明けられる所がなく、地域とも無縁でした」。仕事を辞め、近所にほっとできる場が欲しいと思っていたときに目に飛び込んだのが、「地域づくり大学校」のチラシ。すぐに参加を申し込み、今回、発足した「広場きわめ隊」となる仲間や、プログラムの協力者と出会った。「以前の私のように家と職場の往復生活の人にこそ、参加してほしいです」
○…区内に生まれ、10歳まで暮らしていた。6年前、結婚と同時に再び戸塚の地に。「引っ越しを考えていたとき、幼い頃を過ごした戸塚が思い浮かびました。この町が好きだから、魅力を伝えていきたい」とほほえむ。教員時代は歴史を専門とし、戦争経験者から話を聞き、手製紙芝居を生徒たちの前で披露したことも。自分の目で確かめることを大切にし、今回のプログラムにも、参加者が学んだことを見極められるよう、ウォーキングイベントを盛り込んでいるという。
○…「開催にあたり、この3年間で出会った多くの人に助けられてきた。次は参加者の方と支え合える関係性を広くつなげ、来年以降もイベントを続けていきたい」と力強く語る。笑顔の裏に秘めた芯の強さは、今後、多くの現役世代の支えとなるだろう。
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4月18日