神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2021年7月22日 エリアトップへ

戸塚区 初のシニアスマホ講座 コロナ禍の“交流”促進狙う

コミュニティ社会

公開:2021年7月22日

  • LINE
  • hatena
使い方を講師に質問する受講者
使い方を講師に質問する受講者

 新型コロナウイルスの流行により、情報収集やコミュニケーションツールとしてスマートフォンなどのICTの活用がこれまで以上に重要性を増している。そうした現状を受け戸塚区は、7月16日に東戸塚地域ケアプラザで高齢者向けのスマホ講座を初主催。予想を上回る応募があり、関心の高さが改めてうかがわれた。

 講座開催に向け、担当の地域振興課では前年度から予算確保などの準備を続け、区民活動センターとともに今回の講座を企画。担当者は「コロナ禍で高齢者が会話を楽しむ機会が減っている。スマホを学び、地域の輪を取り戻してほしかった。予想人数を超える応募があった」と語る。

 国は5月に、70歳以上の6割がスマートフォンなどの情報通信機器を利用していない調査結果を発表。6月からスマホ講座を携帯会社に委託し、国内で対策が急がれる中の開催となった。

講師は大手携帯会社

 講師役として、約10年前から講座を自治体などと協力開催してきたソフトバンク(株)に依頼。当日は同社から5人の講師が参加し、スマートフォンの持ち方など基本動作をモニターを使って説明。受講者たちは話を聞きながらメモを取るなど、集中している様子だった。また、操作がわからない場合には巡回する講師が駆け寄って解説する姿も見られた。

 参加をした78歳の女性は「今持っている携帯が使えなくなるので、スマホを勉強しようと思った。今後も講座を受けてみたい」と話した。85歳の男性は「ワクチンの予約時に電話と自宅にある古いパソコンで予約しようとしたところつながらなかったが、妻のスマホからは予約ができた。自分もこれから学んでいきたい」と意欲を見せた。

開催箇所の増加が目標

 地域振興課は8月以降も区内のボランティア団体の協力のもと、講座を主催する予定。担当者は「講座のノウハウを蓄積している段階。今後は得られたことを基に地域ケアプラザや地区センター、区内全体で開催できるよう進めていきたい」と話している。

 また、8月以降の講座申し込みについては、とつか区民活動センターのホームページや区内各所で配架する広報誌で順次発表を予定している。

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

開通に喜びの声

不動坂交差点歩道橋

開通に喜びの声

関係者が「渡り初め」

4月4日

精神障害サッカーで全国へ

飛田秀樹さん(泉区岡津町)

精神障害サッカーで全国へ

「喜び分かち合いたい」

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook