戸塚区の中学硬式野球クラブ「オセアン横浜ヤング」(柳川洋平監督)が8月16日、神奈川県代表として全国大会「ジャイアンツカップ」に初めて出場する。柳川監督は最高峰の大会に「全力で戦うしかない」と険しい道のりを感じながらも、県予選大会で快勝したチームの底力に自信を示す。
戸塚町に本部を持つオセアン横浜ヤング。泉区と厚木市のグラウンドを練習拠点とし、70人ほどが日々汗を流している。
出場したのは第15回全日本中学硬式野球選手権大会(ジャイアンツカップ)でヤングリーグやボーイズリーグなどの中学硬式野球クラブが勢ぞろいする最高峰のもの。6月に行われた関東地区神奈川県予選では、各リーグ予選を勝ち抜いた8チームによるトーナメント戦で2枠の出場権を争った。
エース大谷光る
迎えた初戦、オセアンは東金沢シニアとの対決だった。打者の裏をかくピッチングを得意とするエースの大谷祗人投手(14)が緊張からか浮足だったものの、7対4で勝利をつかんだ。
続く準決勝では、小田原足柄シニアとの対決。初回に2点を先制されたが、小島想生主将(15)が「逆にチームが一つになった」と振り返るように、1回裏には2点を奪取。大谷投手もその後は連続で無失点に抑え、3回裏には5点を奪う集中打で逆転に成功。結果は8対4の快勝となった。
決勝戦は試合を行わず、準決勝までの得失点差でオセアン横浜ヤングは湘南ボーイズに敗れたが、準優勝として全国への切符を手にした。
柳川監督は「初のジャイアンツカップというプレッシャーに負けることなく挑んでくれた」と選手を労いながら、「私自身プレッシャーがあったが、期待に応えてくれた。なんといってもエース大谷が光った」と振り返る。小島主将は「最弱世代と言われ続け、まだ一回も全国に出たことがなかったので絶対勝ちたいと思ってやってきた。今回決まってよかった」と話す。大谷投手は「反省点もたくさんあったが、嬉しい」と語る。
16日に福島県で行われる全国に向けて、柳川監督は「簡単に勝たせてくれる大会ではない。コンディションを上向きに持っていく」と意気込み十分。小島主将は「悔いのない試合をしたい。一戦必勝で全力で戦っていく」と力強く語った。
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