横浜市は、宇田川の芙蓉橋から宇田川橋間(深谷町・俣野町)の下流に向かって左岸側の河川管理用通路の再整備を計画中だ。この通路は、台風や大雨のたびに水びたり、ぬかるみになることから、長年にわたり地域住民から市に改善を求める要望があがっていた。
市の今回の計画は、今年度に両橋間の左岸側の測量、来年度に設計、工事は2023年度着工を予定しているもの。
具体的には、通路そのものの高さを上げ、護岸や民地側ブロック(宇田川橋付近)などとの高低差を極力小さくする工事を計画している。市によると、今後測量などを経た上で決まることになるが、対岸(右岸)側通路(1997年・98年度に行われた河川護岸工事に合わせて整備済)と同じ程度の高さになる可能性があるという。
市は「左岸側も雨水管工事をして改善はしているとの認識だが、今回、地元の長年の陳情を受け、計画を策定した」と話している。
日常生活に活用
住民の多くはこの通路をスーパーへの買い物、バスに乗るために通る生活道路として活用。そうしたこともあり、10年ほど前、改善を求める20人以上の署名を市に提出したこともある。それだけに、今回の再整備計画に喜びの声があがっている。住民の1人は「台風や大雨がふるたびに浸水が怖い。上がった後も水はけが悪く、ぬかるみが残り、不便。今回、地元の市会議員の支援も大きかった。対岸側のように奇麗な道になったら安全で本当に嬉しい」と声を弾ませる。
俣野町内会の戸塚博三会長は「長期間にわたる住民の希望が叶い、今回、工事計画が明らかになった。一日も早く実現することを願っている」と語った。
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