5月に戸塚区連合町内会自治会連絡会の会長に就任した 菊池 賢児さん 汲沢在住 73歳
”話し合い”こそが町づくり
○…区内18の地区連合町内会の代表者で構成される戸塚区連合町内会自治会連絡会(区連会)の会長に就任。行政の方針を町内会に”連絡”し、区内諸問題について話し合うのが区連会の役割だ。「地域の皆さんの活動を下から支える」ことが会長の当然の仕事だからと、きっぱり「意気込みはないほうがいいよ」。
○…大学では都市計画を専攻し、卒業後は建設関係の企業に就職。顧客の課題を探り提案するために、日本国内のみならず中国やアメリカなど海外にも足を運び研究を重ねた。社会のニーズが新しい建設物を生み出し、町づくりにつながることを実感していたため、自然と町内会活動にも参加するように。50代で町内会の役員に抜擢され、2012年からは踊場連合町内会の会長へ。否定的内容も含めた全員参加の話し合いを重視し、未来も見据え10年以上踊場に貢献し続けている。
○…東京都北区に生まれる。幼少期から運動が好きで、中学から大学まではテニスで青春を謳歌。そのほか「本を読むのは生活の一部だから、趣味だと思ったことはない」と話すほどの読書家だ。戸塚区内に移り住んだのは、25歳の結婚がきっかけ。「あと2年で金婚式か。旅行に連れていけとか言われるんだろうな」と思わず苦笑いするが、妻への深い愛情をにじませる。
○…「人生の半分以上を同じ場所で過ごすなら、楽しいことがないと」と町づくりに対する姿勢を見せ、地域住民のためにコロナ禍でも可能な夏祭りの開催を各地域代表と模索している。区連会会長としては、情報交換でより良い結論になるよう、町内会同士の話し合いを主導していくという。「戸塚の皆さんに、安心して長く住んでもらえるような町づくりをしていきたい」
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