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公開日:2022.06.02
前田町高木さん
東戸塚で初の地域食堂
構想4年、月1開催へ
前田町在住の高木幸さんが5月26日、東戸塚地区センターを会場に、東戸塚駅周辺では初の多世代地域交流食堂をオープンさせた。あらゆる人が集う居場所づくりをしたいと、高木さんが個人的に構想を練り始めて4年。さまざまな人との出会いでようやく実現できたもので、地域からも歓迎の声が上がっている。
全国的にも盛んな地域食堂(またはこども食堂)は、子どもの貧困・孤食対策、多世代交流などさまざまな意義がある。今回オープンしたのは「多世代地域交流食堂みらころ」。全ての世代を対象にしたもので、一般的なこども食堂と同様に中学生以下の子どもであれば無料で食事が楽しめる。高木さんは「また行きたくなるような、また会いたくなるような居場所を、みんなで作り上げていきたい」と話す。
「顔を合わせるだけでも」
高木さんが食堂開設を思いついたのは2018年のこと。鎌倉にある地域食堂「ふらっとカフェ」を訪れた際に感動し、地元東戸塚でも似た雰囲気のものを開設したいと決意。しかし個人ではハードルが高く「お金も仲間もなくやりたいという気持ちだけでした」と振り返る。
そんな折、昨年11月に知人の紹介で品濃町の川崎みどりさん(現・みらころ副代表)と出会う。そこから出会いが重なり、有志からの資金援助や同地区センターでの会場貸し出し、食材提供などを受けられ、現在メンバーは6人に。調理は川崎さんが担うことになり、初日にはカレーなどが提供され、約30人が来場。口々に「おいしい」との声が上がっていた。
当初から相談を受けていたという、とつか区民活動センターの中嶋伴子センター長も初日に訪れ、「東戸塚では初の地域食堂。応援したい」と話す。高木さんは「食は生きていくうえですごく大事。寂しさを感じている人など顔を合わせるだけでもいいので来てもらえれば」と語る。
食堂は毎月第3木曜日に開催。午後5時30分から7時30分。300円。賛助会員なども募集中。問い合わせはmiracolokiseki@gmail.com。
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