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公開日:2022.08.25
踊場駅周辺
バリアフリー化促進
住民意見「基本構想」に
横浜市は2020年から地域住民からの意見を基に検討を重ねてきた、「踊場駅周辺地区バリアフリー基本構想」(*)をこのほど、作成した。今後は市、建物の管理者などが計画をまとめ、27年度までを目標に事業を進める。
戸塚区と泉区にまたがる2区エリアが焦点となる「踊場駅周辺地区」。対象範囲は駅から徒歩圏内(概ね500mから1Km圏内)の駅や道路、施設。この中には踊場地区センター、戸塚高校、踊場公園こどもログハウス、家電住まいる館YAMADA戸塚店、ハックドラッグ戸塚汲沢店など、日常生活に密着した施設が数多く設置されている。
82件が事業に
基本構想を作成するにあたり、市民からの意見募集、両区の行政関係者や福祉関係団体のほか、踊場地区連合町内会などの地域代表から成る「地区部会」を発足。同部会は実際に20年の11月と12月の2回、2つのルートで「まちあるき点検」を実施。それを踏まえ、気づいた点を大判の地図上に整理し、意見を共有するワークショップも行っている。
結果、バリアフリーに関する229件の意見が寄せられ、事業化に位置づけられたものは82件となった。具体的には、▽今美屋ストアーは、車いす使用者用駐車スペースの整備と案内の検討(27年度までを目標に実施)▽踊場地域ケアプラザは、注意喚起の標示の設置(同)▽中田町東原交差点〜横浜鳥が丘郵便局の区間は、視覚障害者誘導用ブロックの設置(同)▽ドラッグセイムス踊場駅前店は、バリアフリールートの整備検討(今後機会を捉えて検討)などとなった。
踊場地区連合町内会の菊池賢児会長は「住宅地の基本構想として先駆的なもの。実現化してほしい」と話す。
市担当者は「住環境に特化した特色ある基本構想になった。今後進み具合を確認し、公表をしていく」と語る。
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