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公開日:2022.09.29
深谷団地
創立50周年の節目
自治会、高齢者の孤立防ぐ
深谷町の戸塚深谷共同住宅が今年創立50周年を迎えた。住民で構成される深谷団地自治会は年々高齢化が進むが、行政や同団地を管理する財団法人などの協力を受けながら生活環境の整備を続けている。
「深谷団地」の通称で知られる戸塚深谷共同住宅が建設されたのは1973年6月。現在も全648世帯のうち約600世帯が入居している中規模団地だ。建設当時に創設された深谷団地自治会は現在約580世帯が加入し、会長を含む5人の事務局員で構成される。
当時20代で入居した千葉文子会長によると30〜40代の若い家族での入居が多く、子どもたちの多くが近隣の閉校になった俣野小学校に通っていたという。それに合わせて母親などが所属するソフトボールチームがあったといい、「昔は若い人が多くて団地に活気があった」と懐かしむ。
しかし50年の月日が流れる中で、現在は全住民の約7割を高齢者が占めているなど高齢化の波にさらされている。「新しい入居者もシニアの方が多いね」と千葉会長。
そんな中、自治会が力を入れているのは数年前から行っている高齢者の見守り活動。定期的な声掛けや郵便ポストを確認することで孤立や孤独死を防ぐべく尽力。また、年3回の団地内新聞「ふかや」の発行や自治会役員がサンタクロースに扮して子どもたちにプレゼントを配るクリスマス会を開催。さまざまな行事を通して団地内の活性化に取り組み続けている。
祝賀会盛況に
祝賀会は9月10日に団地内の集会所で行われ、区内選出議員や大正連合町内会自治会、周辺小中学校の校長など約60人が出席し、節目を祝った。 参加した同連会の松本美智子会長は「千葉会長の心のきれいな人柄が表れるすばらしい祝賀会だった」と語った。
千葉会長は「皆様のおかげで創立50周年を迎えることができた。大きな事故や事件なく過ごせたことに幸せを感じている。これからも住みよい団地を目指して活動していきたい」と話した。
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