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公開日:2023.01.26

2022年戸塚消防署管内
火災件数 市内ワースト1
放火に注意喚起

 戸塚消防署(岸信行署長)管内の火災件数が2022年の1年間で63件(速報値)に上り、市内ワースト1位となったことが1月16日わかった。また、21年からの増加数も市内で多い状況で同署は警戒を強めている。

 横浜市全体の22年1年間の火災件数は638件で、21年に比べて60件減少。年ごとに変動はあるが、減少傾向が続いている。しかし、戸塚消防署管内では63件で、20年より26件増加しており、戸塚消防署総務・予防課はさらなる注意喚起を行っている。

 火災種別は建物火災が最多の32件で、全体の約50%を占めている。出火原因として最も多かったのが放火(疑いを含む)・火あそびで合わせて16件。道路に出している紙類や雑草、枯草から燃え始め、火災に発展するケースが多く見受けられたという。同署は「家の周りや道路などに燃えやすいものを置かないようにするなど、放火されない・させない環境を作ってほしい」と注意を促している。

 次に多い原因が電気機器からの出火・たばこ。コンセントまわりの隙間などに溜まったほこりや、異常なタコ足配線などから電気が火種となり、火事に至ったケースがあったという。

 火災件数の増加を受け同署は「火事は、日々の一人ひとりの地道な行動で防げることもある。まずは身のまわりの整理整頓や定期的な掃除の実施などの心がけを」と注意を呼びかけた。

救急件数も増加

 また、救急件数(速報値)は、同署管内で1万7855件。前年比で2800件増加しており、うち、事故種別は「急病」が最多で1万2441件だった。

 同署は「救急車の利用を迷ったり、ためらうときは市救急相談センター【電話】#7119または【電話】045・232・7119への電話やインターネットで検索を。救急車の適正利用に協力をお願いしたい」とコメントした。

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