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公開日:2023.03.09

吉田町岩田君
将棋で「東日本」に挑む
初出場で県代表に

  • 真剣な表情で練習に励む岩田君

 吉田町在住で東戸塚小学校3年生の岩田尚己君が、1月に行われた「公文杯第48回小学生将棋名人戦」の県予選で優勝し、3月26日(日)に開催される東日本大会に初出場する。指導者の一人は「小3で東日本戦出場は確かな実力」と岩田君を評価する。

 今大会は、全国の小学生を対象に開催され、その最高位を決めるもの。総合優勝した児童には「小学生名人」の称号が与えられる。

 3月26日に東京都で開かれる東日本戦では、都道県と東京都多摩地区の代表24人が対局し、上位2人が決勝大会に出場する。岩田君は「いろんな人と対局できるのが楽しみ」と笑顔で話した。

 1月の県代表戦には22人が出場。岩田君は緊張しながらも2局勝ち抜きの予選を難なく突破。決勝トーナメントでも、相手の差し方を注意深く観察しながら着実に駒を進めていき、集中力を切らすことなく初挑戦にして県代表を勝ち取った。

「負けず嫌い」がきっかけ

 羽生善治九段のファンである母が、岩田君持ち前の負けず嫌いな性格が将棋に向いているのではないかと思い、勧めたことがきっかけ。コロナ禍で休校中の小学1年生から没頭し、すぐに父親を負かすほどの力をつけたという。現在通う矢部町の「戸塚こども将棋教室」でも大人の指導者を破るほどの実力を持つ。

 同教室の指導者によると岩田君の強みは「的確に相手を追い詰める終盤」にあるという。その才能を伸ばすため、普段から自宅でも一人で将棋盤に向かい練習に励む。さらに指導者が遠方にある他の教室まで送迎し、対局の相手を固定化させないなど周囲のサポートも手厚い。

 岩田君は「いつも通りの練習を積み重ねて、大会も頑張ります」と静かに闘志を燃やす。

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