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公開日:2023.05.11
戸塚区・中外製薬
災害時協力で協定
研究拠点 200人受け入れへ
戸塚区役所と中外製薬(株)の研究拠点「中外ライフサイエンスパーク横浜」(戸塚町・上倉田町)が4月27日、災害時に同社の施設の一部を貸し出す避難所協力の協定を結んだ。
今年4月に本格稼働した「中外ライフサイエンスパーク横浜」は中外製薬が開発した国内唯一の中核研究拠点。
今回締結を結んだのは「災害時等における施設の提供協力に関する協定」。主に大規模震災等の災害が発生した際に、学校などの地域防災拠点などで避難者が収まりきらない場合、施設の一部を開放する「補充的避難所」になるもの。区担当者によると避難者の居住地は限定しないものの、施設に一番近い戸塚小学校を避難所とする人が想定されると説明する。
水や毛布など配備
中外製薬によると、開放エリアは西側敷地の入口付近にあるエントランス棟・会議棟。現在連結中のこの建物の1階と2階を貸し出す。396人が収容可能だが、2m×2mで区切った1区画を2人で使用するなどし、密にならないよう十分なスペースを確保する。合計200人の避難者が滞在可能だ。
また、レイアウトに関しては区と協働し、避難者ニーズや多様性を考慮。1階には男女別のトイレ、男女別の更衣室、2階には授乳室やキッズスペースを配置。そのほか住民用の防災倉庫も完備し、区の備蓄品と同等の水や毛布などを用意した。食料品は3日分確保し、区と相談しながら更新していくという。
締結式では國本直哉戸塚区長と中外製薬の飯倉仁研究本部長が出席した。國本区長は「区の使命は区民の命と暮らしを守ること。今後も中外製薬と連携していきたい」とあいさつ。飯倉本部長は「今協定は地域住民の皆さんの要望から始まったもの」とし、地域に向けて「弊社は戸塚から価値の高い薬を世界中に届けることが使命。微力ながら非常時の地域貢献もしたい。これからも住民に信頼される企業を目指す」と語った。
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