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公開日:2026.07.09
名瀬谷戸の会 環境大臣表彰を受賞 保全活動と自然教育を評価
戸塚区名瀬町にある約2万坪の里山を保全・管理し、近隣校への自然教育に取り組む「名瀬谷戸の会」(田中真次会長)が6月25日、これまでの功績が認められ、環境大臣から「地域環境保全功労者表彰」を受けた。
同賞は、長年にわたり地域の環境保全に顕著な功績があった個人や団体に贈られるもの。同会による地道な保全活動と自然教育への注力、さらに産官学民が連携した組織運営が高く評価され、今回の受賞に至った。
同会は設立10周年の節目を迎え、田中会長は「長くて短い10年だった。会員の尽力により、市や国から活動の実績を認めてもらえた。非常によろこばしく、皆さんの協力の賜物」と感謝を語った。
30年後も続く里山に
同会は2015年、森林インストラクターとして活動していた田中会長が、土地の所有者から「荒廃した里山を整備し、親しみやすい場所にしたい」と相談を受けたことをきっかけに発足した。現在は約150人の会員が在籍し、草刈りや竹林の間伐といった保全活動に励むほか、年間1500人を超える近隣小学校の児童を受け入れ、自然教育を行っている。
家族で会員になっている人も多く、「子どもたちが里山体験の楽しさを保護者へ話してくれていると思うとうれしい」とほほ笑む。
活動では「本物から学ぶ」を重視。タケノコやクリなど旬の食材の収穫体験や、切り出した竹を使った水鉄砲作りなどを実施している。さらに、学年や教科に応じた四季折々の豊富な学習プログラムを用意し多角的な教育支援に尽力してきた。
今後の課題は、後継者の育成と活動資金の確保だという。田中会長は「子どもたちが幼い頃から楽しく自然と触れ合い、将来またこの里山に戻ってきてくれれば」と期待を込め、今秋には未就学児を対象とした自然体験も計画している。20年、30年先も続く里山を目指し、同会は歩みを続けていくという。
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