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戸塚区・泉区 スポーツ

公開日:2026.07.30

泉区在住・酒井博生さん(51) 挑戦続ける「遅咲き」レスラー 一昨年に団体も立ち上げ

  • 「プロレスで勇気を」と語る酒井さん

    「プロレスで勇気を」と語る酒井さん

  • 8月に行われる主催大会のポスター

    8月に行われる主催大会のポスター

 泉区の中田小、中田中出身で現役プロレスラーとしてリングに立つ酒井博生さん(51)。プロフィールの異色さは年齢ではなく「47歳でプロレスラーデビューを果たした」という点だ。

 2022年に夢を叶えると、2年後の24年にはプロレスリング団体「酒井組」を自ら立ち上げ、大会も主催する。

 「挑戦するのに年齢は関係ない。あきらめなければ夢は叶うと体現していきたい」。その姿勢は40〜50代を中心に応援の輪を広げている。

駐車場での熱戦

 子どもの頃、父親に連れられてプロレスを観に行くようになったのがきっかけ。「戸塚のユニーの駐車場でたまにプロレスをやっていたんですよ。スタン・ハンセンも来たりして。藤波辰爾選手にはサインをもらいました」

 当時はプロレスがテレビ放送されていたのもあって、学校でもプロレスの話題で盛り上がった。誕生日プレゼントにもプロレスのチケットをねだった。「技を受けて倒れても、何度でも立ち上がる。レスラーのそんな姿に勇気をもらって生きてきた」。目指しているのも、あの頃のような「昭和の戦い」という。

何度でも立ち上がる姿を

 学生時代、自身もレスラーに憧れたが、身長が足りずに大学生の頃はキックボクシングに。その後は格闘技を離れ、スーパーの総菜売り場などで働く日々だった。

 ただ、年齢を重ねてもプロレスへの思いは消えなかった。そんな中で転機の一つになったのは父の急死。風邪もひかない父だっただけに「人生は一度きり」との思いを強め、安定した暮らしを捨てて、夢の道へ進むことを決意した。

 収入は10分の1ほどに減ったが、早くも藤波辰爾選手、越中詩郎選手らのレジェンドレスラーとの試合を実現。47歳という年齢から夢を追う姿には冷ややかな声もあったが、それを振り払うかのように前に進んでいる。

 立ち上げた団体も来年2月で5周年を迎える。「やれる場所は限られているけど、できるなら地元で戦う姿を見せられたら」との思いも。「いずれは自分の道場を持つことにも憧れはある。まずはプロレスの魅力を多くの人に知ってもらい、勇気を与えられるようでありたい」と拳を握る。

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