戸塚区・泉区 コラム
公開日:2026.07.23
セカンドシーズン 連載【14】 介護の「本質」考えてみませんか スピンオフ企画「海外の介護を観て感じたこと【1】」
4月に中国上海で介護事業を展開されている企業から「認知症の方の生活機能改善に必要な知識と技術」と言うテーマでご依頼を頂き、「介護技術」を用いたかかわり方の重要性を介護技術の実技体験を踏まえ2日間講演を行ってきました。
参加者は約100名ほど。私は、日本語も怪しい状況ですので、当然中国語は話せませんので資料から話している内容全て現地の方が通訳を頑張ってくれました。
これまで、海外は現地で台湾とオンラインでフィリピンの2回講演をしています。初めての中国となりましたが、ITの進歩がものすごく「日本は遅れている」と感じるような社会でした。しかし、介護の知識・技術はと言うと、正直まだまだという印象は否めませんでした。認知症の知識も少し古い情報での対応、介護技術に関しては、20年以上前の対応が主流な状況でした。
ただ、日本でもまだまだ当時のあまり望ましくない知識・技術を用いている現状があるのは事実です。ではなぜ望ましくないか?
それは、「全介助ありきの考え方」「支援者主導の技術」のため、本人さんの有する能力を奪っていることに繋がっていること、どこかに不快や不安、恐怖が生じて認知症の進行に大きく関係しているとわかってきているからです。
すでに3〜4年前の知識や技術、かかわり方が見直されて変わらなければならないのですが、なぜか、介護技術に関しては後手になってしまっています。私は、認知症ケア・自立支援・終末期ケア・尊厳を守るため等のかかわり方全てにおいて、「有する能力を望ましく発揮していただける介護技術を用いる」ことが必要と以前から考えており、事業所の独立を機にそこを実践していくことを目指しています。また、全国各地からご依頼いただく講演・研修・事業所改善などでお伝えし続けています。
職員本位の介護技術では、本人さんに心理的・肉体的に負担が多くあるのですが、「できている」と感じやすく古い知識・技術において「できるから問題ない」と錯覚しやすい現状があります。
やや脱線しているように感じるかと思いますが...重要なことなので、次回にももう少し続きます。
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