戸塚区・泉区 コラム
公開日:2026.07.30
第126話 〜戸塚に草競馬があった1〜 とつか歴史探訪
戸塚区・泉区に伝わる昔の草競馬です。
■小雀の馬かけ
明治時代には年一回華やかに行われ、近郷の馬や人が集まり草競馬の"馬かけ"に一喜一憂し、様々な物売りと出会いや情報交換の場として楽しんでいたようです。この"馬かけ"も大正のはじめ、3月7日を最後になくなりました。
バス停「小雀」の近く六地蔵の奥の雑木林が馬の待機場、"馬かけ場"は、バス停「神社前(五霊社)」から「庚申塚」の信号近くまで、現在の道路のように平坦ではなく起伏と急カーブのコースだったようです。
■横根稲荷神社の旗競馬 (泉区)
例祭行事として毎年3月3日と4日に開催されました。初めは直線馬場でしたが明治13年(1880)頃、隣に富士塚を築いたので社有地の周囲を使った周り馬場となりました。
出場馬は近在近郷の農家の馬や駅馬で、騎手は趣向をこらした衣装で出場したとあります。駄々をこねる馬あり、騎手を振り落とす馬あり、場外に跳び出し野山を駆け巡り家に帰ってしまう馬もいたようです。
数え切れない露店・見世物小屋などが出ました。野庭・二俣川・鶴間などから老若男女が集まり、お見合いの場ともなり、「見合い競馬」・「嫁見まつり」ともいわれました。
この草競馬は昭和8年頃にはなくなったといわれます。今も神社の鳥居の横には、たくさんの馬頭観音が安置されています。
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