神奈川県高校秋季バスケットボール大会の決勝戦が11月3日、平塚総合体育館で行われ、金沢総合高校(富岡東)が78―70で旭高校を破り、3年連続10度目の優勝を決めた。
前日の準決勝はシュートが決まらず、よもやの苦戦を強いられた。松木静香コーチは決勝前、「あれより悪い試合はない」と選手を鼓舞。全員で手をつなぎ、これまでの辛かった思いを振り返り、気持ちを一つにした。会場は荒井未翔主将と清田陽香選手にとって、ミニバス時代から慣れ親しんだ体育館。中学時代のチームメートや後輩が見ている前で、「みっともないとこは見せられない」となおさら気合が入ったという。
試合の立ち上がりは一進一退。第2ピリオドでリードを奪うと徐々に点差を広げ、終盤の追い上げをかわした。「自分たちの流れができていた」と話すのは32得点をあげた清田選手。荒井主将は「ルーズボールも積極的に取りにいった。泥臭いプレーだけど、相手より執念が勝ったんだと思う」と振りかえった。
集大成の大会となるウィンターカップは12月23日から始まる。夏のインターハイは強豪・桜花学園高に76―98で2回戦敗退。だが、手ごたえを感じた敗戦でもあった。荒井主将は「(夏は)もっとボコボコにされるかと思っていたが、通用したこともある。もう一度やりたい」と闘志を燃やす。
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