「若者主体の戦争を考えるコミュニティは少ない。だったら自分で作るしかないと思って」。横浜市立大学(金沢区瀬戸)の福士紗英さん(2年)は、横浜商業高校(南区)時代、グローカリー部で活動し、フィールドワークを通し戦争などの社会問題に触れてきた。大学では、戦争について語る友人や場がないと感じ昨年、グローカリー市大グループを立ち上げた。「フィールドワークで教科書に載っていない歴史を知り、発信できれば」と話す。
現在、中心となるメンバーは福士さんを含め4人。昨年夏から大学周辺の街歩きをはじめ、当時の建物や木が残る寺社を中心に戦争の痕跡を探してきた。「ここの焦げた跡は、あやしいね」--。空襲の爪痕の可能性をメンバー同士で話し合い、マッピングしていく。さらに自分たちの仮説を検証するため、文献を調べ、地域住民の証言を集めて回る。
6月18日から27日まで(平日のみ)、横市大のいちょうの館で、展示会を実施。「少しでも多くの地域の方に見ていただき、情報提供をいただきたい」と話している。
6月2・3日に戦争展
同グループも出演する「2018平和のための戦争展inよこはま」が6月2日(土)・3日(日)、かながわ県民センター(横浜駅西口5分)で開かれる。2階ホールでの特別企画は午後1時30分から4時(資料代500円)。同グループは2日に報告。また、1階では横浜大空襲など約500点の展示が行われている(入場無料)。こちらは1日から3日で午前10時から午後7時(3日は6時まで)。
問い合わせは【電話】045・241・0005へ。
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