金沢区は職住近接を推進するため、横浜市住宅供給公社と連携し「お試し居住@金沢区」を7月21日から8月26日まで実施した。このお試し居住は昨年初めて実施し、今回は2度目。応募のあった10組から選ばれた4組の家族が約2週間、柴町にある「シーブリーズ金沢」で実際に生活した。対象者には、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの家電や家具が整った3DKの部屋が提供された。
少子高齢化が進む金沢区は、人口減少が慢性的な課題となっている。一方、臨海部のLINKAI横浜金沢には1000社を超える企業が集積し、多くの人が就労している。そこで区は、実際に生活することで職住近接の利点を体感できる「お試し」を企画。地域への定住推進やシーサイドタウンエリアの若返りなどを図っている。
引っ越し検討も
今回、お試し居住に応募したのは単身で磯子区杉田に住むKさん。妻と中学生の2人の娘は広島県に暮らしており、来年の春をめどに区内への引っ越しを検討している。
8月11日から夏休みを利用し家族でお試し居住を体験した。Kさんの勤務先は福浦で、期間中は徒歩で通勤。「朝がゆっくりでき、気候が温暖で住環境も良い。妻も”いいね”と言ってくれた。家族で暮らすにはいい地域だと思った」と感想を話す。海の公園に散歩にいったり、八景島の花火を見たりと家族で充実した時間を過ごしたという。
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