神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
金沢区・磯子区版 公開:2024年12月12日 エリアトップへ

横浜市ごみ処理 燃やすプラ3割削減 10月開始の新分別ルールで

社会

公開:2024年12月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
燃やすプラ3割削減

 10月から横浜市内9区でプラスチックごみの新たな分別が始まった。開始月10月4週間の燃やすごみに含まれるプラスチックの資源量は1295tで、2022年の基準年度の約3割にあたる591tを削減(速報値)。市はさらにプラごみ削減を進め、地球温暖化の原因となる温室効果ガス削減につなげたい考えだ。

 市のごみの総量は分別やリサイクルが生活に定着し、順調に減少してきた。ごみ処理の基本計画「ヨコハマ3R夢(スリム)プラン」で目標に掲げていた「ごみと資源の総量10%削減」は、2023年度に2年前倒しで達成。一方で、温室効果ガスの削減は、思うように進んでいないのが現状だ。

 温室効果ガスはごみ処理の過程でも排出される。うち9割はプラスチックなどの石油由来のごみ焼却によるもの。市は、温室効果ガスの削減には、プラごみの削減が必要不可欠と考え、新たな計画「ヨコハマプラ5(ご)・3(み)計画」を今年1月、策定した。

目標1人5・3kg減

 計画では燃やすごみの中に含まれるプラごみを30年度までに年間2万t削減することを目標としている。市民1人あたりに換算すると削減量は年間5・3kg。

 目標達成のため、10月からプラごみの新たな分別を9区で開始。燃やすごみとして回収していた「プラスチックのみでできているもの」も資源として活用される。

 10月4週間の燃やすごみに含まれるプラスチック資源の量は1295t(速報値)で、1886t(基準年度)から約3割の591t削減した。これは、市民1人あたりの年間削減量に換算すると4・7kgにあたる。

 市担当者は、燃やすごみに含まれたプラ資源の半数近くがラップやチャック付きポリ袋だったといい、「啓発に引き続き力を入れ周知が進めば、目標値の5・3kgも視野に入る」とする。プラごみの分別は来年4月から、全18区で実施される予定。「温室効果ガス削減といっても、具体的に何をしたらいいか思い浮かびにくいが、ごみの分別も立派な行動。身近なアクションが繋がることを知って、きっかけにしてほしい」と話した。

ボランティアスタッフ募集

子ども・科学・工作が好きな方、「はまぎん こども宇宙科学館」であなたの経験を活かしてみませんか?

https://www.yokohama-kagakukan.jp/news/detail/79/

<PR>

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

「世紀の大発見」初公開

横浜市電保存館

「世紀の大発見」初公開

100年以上前の乗車券金型

5月22日

12年ぶり待機児童ゼロに

横浜市

12年ぶり待機児童ゼロに

保留児童は1511人

5月22日

宇宙を旅した旗 展示

はまぎん こども宇宙科学館

宇宙を旅した旗 展示

横浜出身・古川さんと飛行

5月15日

能見台の「ホンネ」募集

京急電鉄(株)

能見台の「ホンネ」募集

住民の声をまちづくりに

5月15日

軟式大会初代王者目指す

汐見台中野球部

軟式大会初代王者目指す

ベイスターズ杯準決勝へ

5月8日

トイレ・空調5年で整備へ

市立学校

トイレ・空調5年で整備へ

新防災戦略受け加速化

5月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2025年5月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook